『孤軍重囲』ってどういう意味?類義語や対義語と使い方!!

聞き慣れない四文字熟語、孤軍重囲(こぐんじゅうい)。この言葉を初めて聞いた方も多いはず。

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その意味や使い方は?、類義語や対義語はどんな言葉なの?

ここではそんな『孤軍重囲』ということばについてわかりやすく説明していきます!

『孤軍重囲』ってどんな意味?

 

周りに味方がいない状態で多くの敵に囲まれた状態

を言います。

呼んで字のままですね。
この四文字熟語をそれぞれ二つの言葉に分け意味を見てみるとより分かりやすいです。

孤軍とは?

「孤軍」は味方から孤立した少人数の軍隊のこと。味方から離れ援軍が期待できない状態にある、少数の部隊のこと。

という意味で、

重囲とは?

いくえにも取り囲むこと。また、その囲み。

という意味です。

この『孤軍』と『重囲』、二つの言葉が合わさって『孤軍重囲』という言葉のになるのですが、意味もまさしく二つが合わさったものになっています。

『孤軍重囲』って造語じゃないの?

確かに聞いたことがない言葉ですよね。
ですが夏目漱石が1907年に発表した小説『野分(のわき)』の中でこの言葉が登場しています。

作品の中で、中野の結婚式において裕福な周りの招待客の中でその対極にある貧しかった高柳の状況を指してこの『孤軍重囲』という言葉が使われていました。

「したがって主客を方寸に一致せしむる事のできがたき男である。主は主、客は客としてどこまでも膠着するが故に、一たび優勢なる客に逢うとき、八方より無形の太刀を揮って、打ちのめさるるがごとき心地がする。高柳君はこの園遊会において孤軍重囲のうちに陥ったのである。」夏目漱石『野分』

 

このような使い方をされていました。

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世の中の声!

 

なので決して造語ではありません
しかし現在はほぼ使われる事はなく、もはや『廃語』と呼べるレベルの言葉と言ってもいいでしょう。

類義語や対義語は?

類義語は

孤軍奮闘孤立無援四面楚歌になります。
やはり味方がおらず周りを敵に囲まれた状態をさすことばが類義語になります。

対義語は

正式に定義された対義語といえることばはありません。上記類義語にも対義語が存在しないので『孤軍重囲』にもないというわけです。

まとめ

大半の辞書に載っていないこの四文字熟語、孤軍奮闘孤立無援四面楚歌、と近い意味で夏目漱石のの作品中に使われていた言葉だったんですね。

現在ではもうほぼ使われない言葉ですが、せっかくなのでこの機会に覚えておけばいつか使えるタイミングがあるかもしれませんね。
しかし日本語ってムズカシィ・・・

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