ボジョレーヌーボーがまずいと言われる理由は?美味しく飲むコツを紹介!

 

毎年秋が深まり、そろそろ冬がやってきそうな頃に解禁される『ボジョレーヌーボー』
テレビでは毎年のように、「今年の”ボジョレー”はとても美味しく・・・」
なんて言っていますが、実際飲んでみると年ごとの変化は正直わからないですし、むしろ味気なくて

『どこが美味しいんだろ?』

なんて思うことも。

ワイン好きでも『まずいからボジョレーは飲まない!』 なんて人もいるくらい。
そんな『ボジョレーヌーボー』の”まずい”理由、そしてそれを美味しく楽しむコツを紹介しますね!

ボジョレーヌーボーはが「まずい」と言われてしまうのはなぜ?

ボジョレーヌーボーのほとんどが赤ワインですが、一般的な赤ワインとは異なりとてもフレッシュで軽い味わいをしています。
具体的には、酸味と渋みが控えめで、さわやかな、口当たりの柔らかいワインです。

普通のワインは肉料理に合わせたりするように、比較的しっかりした味わいをもっています
この味わいを期待した消費者たちが、その味のギャップから「残念感」を受けてしまうことがまずいと言われてしまう原因なのかもしれません。

そもそもボジョレーヌーボーとはどんなワインなの?

ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地区で製造されているボジョレーワイン」のうち、ブドウの出来をみるための「ヌーボー(試飲用ワイン)」のことです。

 

一般的なワインのように赤も白もありますが、ここでのポイントは、ボジョレーヌーボーとは「味わうためのワイン」ではなく、「ブドウの出来を確かめる」ことが目的のお酒だということです。

その年に採れたぶどうを判断するために作るもので醸造期間が数ヶ月ととても短くあっさりとした味わいになるのです。

もちろん人の好みは様々でそんな『ボジョレーヌーボー』を好む方も大勢います。
ちなみに輸入量の第1位は日本なんですよ。

ボジョレーヌーボーを美味しく飲む方法!

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ボジョレーヌーボーを美味しく飲むために、ぜひ守りたい3つの原則があります。
これだけでも違いが出ますよ!

少しだけ冷やして飲もう!

普通のワインは冷やしすぎると渋み成分「タンニン」の味が強調されてしまいますが、ボジョレーヌーボーは普通よりもタンニンの量が少なく、冷たい状態で楽しむことができます
また、フレッシュさが特徴のワインなので、少し冷したほうがすっきりと飲むことができます。
冷やす目安は冷蔵庫で1時間!

口の狭いグラスで飲もう!

ボジョレーヌーボーはフレッシュさが売りである反面、やや香りが弱いという特徴があります。
したがって口の狭いグラスを使うことで、ワインの香りを逃がさないようにするとより美味しく飲むことができます。

年内に飲みきろう!

ボジョレー「ヌーボー」は「試飲用ワイン」ですから、何年も寝かせて飲むということは想定されて作られていません
したがってフレッシュさが失われてしまう前、なるべく販売されたその年のうち、できれば開けたらその日のうちに飲みきってしまうのがこのお酒を楽しむコツの一つです。

解禁日はいつ?

ボジョレーヌーボーの解禁日は11月の第3木曜日

am00:00になったと同時に販売が始められます
これはフランス政府が直々に定めたもので、この日を境にして全世界でこのワインは解禁されます。

元々の解禁日は11月11日で、この日は「サン・マルタンの日」という祝日でした。
また、ボジョレー地区で一番早くワインが出来上がるのがこの日の近くだったので、その縁起の良さからここに解禁日が定められていました。

しかし11月11日はある時、『休戦記念日』という名の,あまり”めでたくない”日に変更されてしまいました。
そこで一番近い別の祝日にしようとしたのですが、その日だとどこの酒屋さんも休日・・・。
その問題に対処するため、フランス政府は11月の第3木曜日に定めたのです。

「美味しく」ボジョレーヌーボーを楽しむ!

ボジョレーヌーボーは「まずい」のではなく、その多くが「普通のワインの味とのギャップ」と、「美味しく飲む方法を知らないこと」という事が”まずい”と言われ、低い評価となっている事の原因なのです。

ヌーボーの特性と正しく楽しむ方法を知って、毎年の解禁日をもっと楽しく、そして美味しく祝いましょう!

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