人種によって全然違う双子の確率!!

芸能界を見渡してみても“マナカナ”でお馴染みの三倉茉奈さん・佳奈さん、ザ・たっち、芸能界の重鎮、
おすぎとピーコさん、“エビちゃん”こと、モデルの蛯原友里さん・英里さん、などなど双子で、しかも両方
とも活躍されている方がたくさんいらっしゃいますよね。
古いところですと歌手のザ・ピーナッツ(妹のユミさんは2016年5月に、姉のエミさんは2012年6月にお
亡くなりになられました)ザ・リリーズこまどり姉妹さんなどもいらっしゃいます。
あまり知られていませんが昨今大人気のローラさんも双子で、弟がいますね。そして更にその下の兄弟もまた双子なんだそうです。
双子の気持ちは双子じゃないとわからないとよく聞きますね。

実際双子ってどのくらいいるんだろう?

そんな双子の秘密を探ってみましょう。

双子が生まれる確率ってどれくらい?一卵性、二卵性って、どういうこと?

世界の中ではアジアは双子が生まれる確率は低く、日本での双子の妊娠率は約1%と言われています。
100人に1人の妊婦さんのお腹に双子ちゃんがいるってことですね。しかしながら、近年においては双子の妊娠確率は増加傾向にあるようです高齢出産と不妊治療の増加がその要因として考えられています

  • 一卵性双生児は、一つの受精卵が細胞分裂をする途中に、突然変異によって二つに分かれることにより、生まれます。
  • 二卵性双生児は、二つの卵子が同じタイミングで受精することで生まれます。

二つの卵子と二つの精子が受精して起きることですので、男女の双子となることは、特に珍しい事ではないそうです。
統計では二卵性双生児の4割近くは男女の双子なそうです。

 

 

双子が多い人種や民族ってあるの?

双子の妊娠率が最も高いのはアフリカ系の方々なのだそうです。さまざまな国のさまざまな地域で不思議な双子現象が起きています。いくつかご紹介いたしますね。

ルドニク村

ブルガリアの南東部に位置する人口5000人余りの小さな村「ルドニク」この村では1944年以降56組の双子が誕生しているそうです。割合は6.7%でブルガリアの平均1.5%をはるかに超えています。

モハメドポー・ウマル村

インド北部にある、学校も無く、道路も完備されていない、小さな村「モハメドポー・ウマル」
この村では1925年あたりから双子が次々に生まれるようになり、1965年頃からは当たり前と言われるほど双子が誕生しているそうです。生まれた双子が成長し、双子同士で結婚し、更に双子が生まれ・・なのでしょうか。

病院もない村で双子の死産も多く正確なデータはないのですが人口約6000人のこの村では過去50年で双子が100組、200人以上生まれている。死産でカウントされない双子も100組、200人近く居たようです。
それだけ双子が多いため、相手を間違えるといった事態が多々起こるので、夫や妻に、自分たちだけがわかるような目印になるものを身に着けてもらって区別したりしているそうです。
世界中から数多くの研究者がこのミステリアスな双子村を訪れ、調査を重ねるものの、未だこれだ!という決定打にたどり着くことはできておらず、詳しい事は解明されていません。
なんと人間だけでなく“牛”も双子を産むことが多いそうで。ビックリですね!

イグボーラ村

ナイジェリア南西部に位置する人口約10万人の村「イグボーラ」この村もまた双子が非常に多いことで知られている村の一つです。双子の数は9000組以上、日本の10倍の確率です。

この村の面白いところは男女にかかわらず“タイオ”“ケヒンデ”という現地語の名前が付けられるそうです。この言葉にはそれぞれ“先に産まれた者”“最後に産まれた者”という意味があるそうです。
この村の主食は「ヤムイモ」。ヤムイモには女性ホルモンのエストロゲンと、よく似た作用を持つ物質が多く含まれており、ヤムイモを日々摂取することで複数の卵子の排出が促進されているのではないか、といった仮説の元、研究が進んでいるようです。

 

遺伝って関係あるの?

 

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一卵性双生児は受精卵の突然変異なので、妊娠する確率は皆同じで、遺伝性はありません。
二卵性双生児は一度の排卵で二つ以上の卵子を排出します。
この場合はもともとの体質的なものであるという事が多く、故に遺伝による影響が大きいと言われています。
ですのでママさん側の家系で、二卵性双生児の方が親・姉妹・親戚にいらっしゃる方は、やはりそのような体質である可能性が高くなるので二卵性双生児を妊娠する確率が高くなるようです

 

それから、排卵障害や排卵のタイミングがなかなか安定しない方への不妊治療の一つとして、排卵誘発剤を使用することがあります。この排卵誘発剤の卵巣への刺激が強いと、一度に二つ以上の卵子が排出される場合があり、それにより双子を妊娠する確率が高くなります。

双子に多い障害ってあるの?

双子って「障害」が出る確率高いんじゃないの?と、誰が言ったか存じませんが、時折そのような発言を耳にしますが、これは全く根拠のない話です

先天的な異常のリスクは全ての人において同じです。排卵誘発剤を使用したことにより障害児が産まれるという定説などありません。排卵誘発剤が卵子の遺伝子に影響を及ぼすことはないのです。
双子など多胎妊娠は単胎妊娠に比べてお母さんの体に、とても負担がかかります。多胎妊娠には安定期がないと言われるほど無事予定日まで、お腹の中の命を守ることは想像以上に大変な事なのです。

 

早産になる危険性は単胎妊娠よりも高いので、低体重児の赤ちゃんが産まれる可能性も高いですがそれがイコール障害児になるという事はありません。
低体重児ですと肺機能等が未発達な事から何らかの治療をしなければならなかったり、何らかの障害が残ることもあるかもしれません。しかしそれは“双子を妊娠したから”では決してないのです。
早産は多胎妊娠でも単胎妊娠でも起こりうることなのです。

 

 

街で近所で大きなお腹のママさんを見かけたら「無事元気な赤ちゃんが産まれますよーに!」とお心の中で祈ってあげたいですね。生まれてくる子供たちは日本の、世界の、みんなの宝物ですもの。

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