映画「FAKE」を観てきましたがこれはヤバい。ネタバレあり注意!

各メディアや口コミなどで話題沸騰中の森達也監督作品、佐村河内守氏のドキュメンタリー映画「FAKE」を観てきました。
「FAKE」の意味する

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偽造する、見せかける、インチキ、虚報

 

 

とはこの映画においてどういう意味なのか?
それを自分の目で確かめてみようと思って劇場に行ってきました。
今回はそのあらすじ感想をお話したいと思います!

この映画を知ったきっかけはラジオ、おぎやはぎのめがねびいき」と「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」を聞いていた時でした。
特にオールナイトニッポンでは岡村隆史氏が実際に観て「面白かった」とかなり絶賛していたのでとっても気になって早速公開劇場を調査しました。

筆者が行った日、都内で公開されていたのは渋谷の「ユーロスペース」のみ。
ネットでの「全国共通特別鑑賞券」はすでに売り切れ、劇場のチケットの電話、ネット予約は出来ず購入は当日劇場のカウンターのみのでの販売でした。
すで連日かなりの人気で立ち観がかなりでている状況というのをツイッター等で言われていたので、朝一、劇場のオープンすぐにチケットを購入しに行ったところすでに午前の上映2回分は売り切れ、午後の早い時間のチケットをゲットできました

 

予告動画

 

 

<佐村河内守氏をめぐる騒動について>
聴覚障害をもちながら、「鬼武者」などのゲーム音楽や『交響曲第 1 番《HIROSHIMA》』を発表し、「現代のベートーベン」とまで称賛された佐村河内守氏。しかし「週刊文春」で音楽家の新垣隆氏が佐村河内氏との関係を告白、掲載翌日の会見で佐村河内氏のゴーストライターとして18年間にわたり作曲をしていたこと、佐村河内氏が楽譜を書けないこと、耳は聞こえており、通常の会話でやり取りしていたと語った。いっぽう、佐村河内氏は、主要な楽曲が自身だけの作曲ではないことについては代理人を通じて公表し、後の会見でゴーストライター騒動を謝罪した。しかし、新垣氏に対しては名誉棄損で訴える可能性があると語った。そして、その後はメディア出演を断り、沈黙を続けている。

ユーロスペースHPより。

佐村河内氏の自宅でカメラを廻して騒動後の生活、そして素顔に迫っていくという内容の作品です。

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ココからはネタバレあり。閲覧注意!

 

あり、というか完全ネタバレ、閲覧は各自の責任でお願いします。

 

監督は、一連の騒動の後からの佐村河内氏と家族の生活の様子についてから、「本当に耳は聞こえないのか?」、報道そしてメディアに対して感じている事と思っている事、新垣氏の発言に対する反論、を聞き出していきます。

撮影時、出演交渉に来たメディアの様子、そしてその出演を断った番組の実際の放送が映し出された際の様子を映すことによってこの騒動のみならず現代日本のメディアの現状やあり方についての監督のメッセージをも表現されています。

そして佐村河内氏の自宅でのショットが中心ということで単調になりがちな画ですが、そこには笑いが巧く差し込まれていて(結構ブラックというかかなりシュール、劇場でも笑い声が聞こえるタイミングが数多くありました!!!)飽きさせません。

そして終盤、この映画のキャッチコピーにもなっている

 

誰にも言わないで下さい、衝撃のラスト12分間。

そのクライマックス、
監督がそんな佐村河内氏に作曲を提案するのです。

改めて機材を揃え、シンセサイザーを使ってすこしづつ曲を構築、そして完成させます。
(クオリティーについては様々意見はあると思いますがここでは割愛)

エンドロールとともに楽曲が流れます。

 

それまで新垣氏への楽曲オーダーの際、佐村河内氏が作った音楽のデモ及び素材の有無が問題になっていて、
「佐村河内氏は楽器及び音楽的スキルはないのでは?」
という問題に対する回答がここでされたのです。

曲が終わり、一瞬劇場内の空気に一筋の光が差し込み掛けたそこでラストカット、監督から佐村河内氏への最後の質問。

 

「私に何か隠していることはありませんか?」

 

そこで映し出された佐村河内氏が・・・・無言のまま数秒。

そこで本作は終了。そのまま劇場内が明るくなります。

 

監督は佐村河内氏を「FAKE」という作品を通して貶めようとしているわけではなく、逆に擁護しようとしている訳でもありません。
作品を通して現代メディアへそしてこのゴーストライター問題に関わる全ての人間に対して問題提起をしていると筆者は思いました。

 

FAKE」という言葉を通して逆の「GENUINE(本物の、純血のという意)」とは?

という事を伝えたかったのかもしれません。
観る方によって感じ方は様々かと思います。ご意見、ご感想はコメント頂けたらうれしいです。
今回はこの辺で。

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