「晩秋の候」とはいつの時期?意味と例文を紹介!

いまやメール・ライン・ツイッターなどのSNSが主な通信手段となり特に若い方々は手紙やお礼状を書く、ということもかなり少なくなってきている、いやそれどころか、書く必要が無いから一度も書いたことが無いという方も年々増えていると思います。

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戦国武将や偉人達の直筆の書などが発見されたり、資料館などで直接見たりすることで感動を覚え、はるか昔に思いを馳せて楽しむことができますが、これからの時代はどうやって偉業を遺した人々の物を保存するのだろうか・・・と疑問に思うのは筆者だけでしょうか。
手紙や文書には、その時々の書き手の想いが詰まっています。せっかく日本人として生まれてきたのですから、時にはお世話になったあの人へ・・・と心を込めて筆をとってみるのもいいかもしれませんよ。

秋深まる頃をさす「晩秋」とは?

ここではそんな「晩秋の候」の意味や使い方、使用できる時期など例文とともにご紹介します。

晩秋の候の意味と由来は?

ばんしゅうのこう」と読みます。
読み方に迷った時は時候の挨拶は音読み!と覚えておくといいかもしれません。晩秋の候は、秋の終わりの季節になりましたね~~という意味です。
昔々は月の動きで暦(こよみ)を表していましたね。
古くから伝わる時候の挨拶は全て旧暦時代の二十四節気に合わせて作られていますので、新暦(太陽の動きで表す現在の暦)とのズレなどから間違いやすく戸惑う方も多いかと思います。

晩秋を新暦に置き換えると9月下旬から11月上旬を表しています。

「晩秋」を二十四節気の節切りを忠実に守ると寒露から立冬の前日、11月7日頃には暦の上では立冬を迎えますので、10月8日から11月6日の間に使う時候の挨拶として理想的なのでは、と言ったところでしょうか。

夏が終わり、秋がやってきます、その秋が深くなり始めた辺りにちょうどよい感じでしょうか。

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晩秋の候の使い方

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日常会話の中で知り合いやご近所さんと会った時「暑くなりましたね」「冷え込んできましたね」
と、こんにちは、こんばんは、の後に言いますよね。
これが時候の挨拶で、それを手紙にしたときにちょっとかしこまった言い方をするときに使います。
プライベートでは手紙を書く事はなくても、ビジネスにおいては感謝状、お礼状といった手紙のマナーとして時候の挨拶は欠かせません。
手紙でなくとも最近はビジネスメールでも使われることが多くなっています。
また最近ではお歳暮を11月中に贈る方も増えており、そのお礼状の冒頭の時候の挨拶として、使います。

会社宛てになると

  • 「謹啓 晩秋の候、貴社におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」
  • 「拝啓 晩秋の候、朝晩と寒さを感じる季節になりました。」

これが個人宛の場合は

  • 「拝啓 晩秋の候、○○様には益々のご活躍のことと拝察いたしておりす。」
  • 「謹啓 晩秋の訪れを肌に感じるこの頃ですが、皆さまいかがおすごしでしょうか。」

などどなり、のように冒頭に時候の挨拶を取り入れることで、相手にも誠実ある常識人という事が伝わるはずです。
そのあとの文章は頂いた事へのお礼や感謝の気持ちをつづり、

  • 「これから、日増しに寒さが厳しくなってまいりますので、皆様どうぞご自愛くださいませ。」

のような言葉で結ぶといいですね。

まとめ

英語では“HELLO”でしか表せない言葉を日本語だと四季折々の美しい言葉がたくさん揃っています。

日常的には使う事はあまりないかもしれません。

しかしながら、この日々急速に進化を遂げるデジタルの時代において、時に立ち止まり、日本語の素晴らしさを改めて知るという、アナログの世界を感じる時間もなかなかオツなものだと思いますよ。

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