電車の「上り」、「下り」ってどういうこと?関西では?

よくニュースや駅のアナウンスで聞く電車の「上り」、「下り」。
なんとなく東京の中心部に向かっている方が上りでその逆が下りっていうのはわかるけど、なんでなんだろう?

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どうしてそういう言い方をするようになったのか?
から紐解いてみましょう。

 

「上り」「下り」と言うようになったのは道路からでした

東京にある日本橋がつくられたのは明治44年。
大正時代には日本国道路元標が道路法の中で定められ、五街道含む全国38本の国道の起点がその日本橋と定められました。その起点である点日本橋から遠ざかる方向が「下り」として、逆に近づく方向が「上り」と言われるようになったのです。

第二次世界大戦後、道路交通法へ改められ、道路元標の設置義務はなくなりました。

全国には、今も撤去されずに残る道路元標がいくつかありますが、 多くは、もはや交通の基点を示す機能は果たしていません。
しかし「上り」、「下り」というその呼び方がいまだに残っているという訳なのです。

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ただ例外もあって、北陸自動車道は「上り」が関西方面へ向かう米原方面、「下り」が新潟方面行きだったり
関西の名阪国道の終点・天理ICを境にして、西名阪道では松原・大阪方面が「上り」
と言う事もあります。

では電車ではどうなの?

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基本的には道路と同じで東京へ向かう方が「上り」、離れるのが「下り」なのですが・・・
鉄道は国の認可や許可に基づいて建設されるので、届出上の起点・終点が定められることになります。
正確にはその起点から遠ざかる方向を「下り」、起点に近づく方向を「上り」と言う事になります。

しかし「上り」、「下り」と使うとややこしくなるような都心を東西や南北に走る電車や地下鉄は届け出上での起点・終点はあってもそう言わないことが多いですね。東京メトロでは「A線」「B線」と言ったり(それも南北線だけ逆)、山手線では「内回り」「外回り」、京浜東北線の場合は「北行き」「南行き」と言ったりします。

 

電車でも例外はあって・・・

中央本線の塩尻から名古屋では実際は名古屋から塩尻方面を「下り」と呼び、塩尻駅から名古屋方面を「上り」と呼んでいます。
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函館本線は函館が起点で小樽を経由して旭川が終点となっていて
函館から旭川に向かうのが下り線で、その逆が上り線です。
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他にもこのような例外は意外とあるようです。

関西ではどうなの?

やはり基本的には東京方面が「上り」、逆が「下り」ということになります。

しかしそれも国鉄からJR西日本になってから「上り」「下り」という案内をやめてしまっていて、現在では「〜方面行き」という呼び方でアナウンスされています。

まとめ

 

やはり基本は東京へ向かうのが「上り」、離れるのが「下り」なんですね。
でも都内の駅アナウンスはやはり分かりづらい・・・

私たちもそうですが、将来オリンピックで日本を訪れる観光客や外国人たちのためにも、表示やアナウンスがもっと分かりやすくなるといいですよね。

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