シュアル族ってどんな民族?居住する地域、特徴や生活スタイルまとめ!

焼酎のCMで話題になった『シュアル族』ですがはたしてどのような民族なのでしょうか?
その気になる居住地域や生活スタイル、そしてこの民族の”衝撃的な特徴”まで掘り下げました。

日本とは文化が180°違う『シュアル族』についてまとめてみましたのでご覧ください!

民族の名前について

まずはその名前についてお話ししておかなければなりません。
ヒバロという用語は、シュアール語(ヒバロ語)において「人々」を意味するシュアール(Shuar)のスペイン語綴りに由来する転訛であると考えられている。
「ヒバロ」という言葉はスペインによる統治時代には「野蛮人」の意味を持っており、シュアール(ヒバロ)族はこの呼び名を蔑称と見なしている。
またメキシコやプエルトリコ等のエクアドル国外では、「ヒバロ」は「田舎者」の意味を持っている。

のだそう。
要するに呼び方が人によって違う、ということなんです。
ここではひとまず『シュアル族』と呼んで説明を続けていくことにしていきます。

居住する地域はどこ?

南米、アマゾン川上流部のマラニョン川周辺に居住しています。

800px-Maranonrivermap出典:wikipedia

写真左側のピンクに塗られた部分周辺になります。
マラニョン川はペルーの首都『リマ』の北東160kmあたりから始る川でその長さが2,400 kmあります。

その流域は『ペルー』『エクアドル』という事から『シュアル族』はペルーおよびエクアドル国民ということになりますね。

人口は?

全体の人口は不明であるが、1960年時で14000人前後。

だそうですが現在は世界的に少数民族は様々な理由から減少傾向にあります。

『シュアル族』は今でも伝統的な生活を続けている集落が多いのですが地域によっては近代文化が入り込んできていて洋服屋や現代の教育を受けていたり都会へ出て行くものも増えてきています

ですので現在の『シュアル族』は多くて14000人を維持、もしくはそれより少ないのではないか?

と思われます。

 

そして『シュアル族』は一夫多妻制!
他の民族との戦闘による戦死や狩り中の事故死などで男性の人口が少なくなってしまうためこれは必然だったのかもしれませんね。
世界的にも戦争が多いなどの地域、時代ではそのような制度が確認されていますよね。

どのような暮らしをしている?

農耕民族であり、『ユカ』という芋を栽培しています。
この『ユカ』は何をかくそう”タピオカ”の原料になる芋なんです。

収穫したユカは毒抜きし、せんべいにしたり、スープとして現地人の胃袋に消えていきます。
その他にはこの『ユカ』をかんで発 酵させる「チッチャ酒」も作られています。

他、吹き矢を使った狩猟、そしてアマゾン川で漁猟も行っているそうです。

特徴的な文化

使用言語はにシュアール語。

そして一番の特徴”干し首”

この地域で男性の病気や自然死はほとんどなく、約60パーセントは他民族との戦闘による戦死、残りのほとんどは狩り中での事故死とのデータもある。
また、かつては首狩りの風習があり、敵との戦闘で手に入れた首級を乾燥、全体を縮小させ目や口を糸などで縛った乾首(ツァンツァ)に加工していたことで有名である。

というように皆さんが一度は聞いた事があるであろう”首狩り族”とはこの『シュアル族』の事をさす場合が多いのではないかと思います。

周辺の敵対する民族を殺した際にその首級を持ち帰り、乾燥させ目や口を糸などで縛るのだそうです。
これにはそもそも宗教的意味があり、殺した人間の頭部を乾燥・結ぶことで霊魂を鎮めてシュアル族に従えさせるという意味があるんですって。

画像をみましたが、ミイラの様でした。
衝撃的なので申し訳ございませんがこちらへの掲載は控えさせていただきます。

また見た目もかなり派手で特徴的。

 

スクリーンショット 2017-05-14 20.01.38『ベニノキ』と呼ばれる植物を使い、顔に赤い伝統模様を描き、さまざまなアクセサリーを身につけています。

 

まとめ

『シュアル族』は南米に住むかつてはかつては首狩りの風習があり少数民族であることが分かりました!

しかし『シュアル族』が焼酎飲んじゃってましたが果たしておししい!と思ってくれたのでしょうか?
そこも気になったりしています笑

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です