お風呂でリラックスしていると急におならがしたくなってついポコポコッとやっちゃった。
なんてそんな経験誰しも一度はあるのでは?
そして、そういう時のおならってなんだかいつにも増して臭く感じられませんか?
私もそんな時、「くっさ~!」と笑ってましたが、ふとおならの成分がお湯に溶け込んで「おなら風呂」になっていたら…と考えるとなんか嫌な気分になってしまいました。
そんなお風呂でおならをすると何が起こるのか、健康に害はないのか?調べてみました!
おならには大腸菌が?
そもそもおならにはどんな成分が含まれているのでしょうか?
おならのほとんどは、口から入った空気と血中で作られたガスです。
しかし10%ほどの中に
- アンモニア
- 硫化水素
- スカトール
- インドール
といった臭いにおいのもとになる成分が含まれています。
この臭いにおいの成分は、腸の中で食べ物が発酵・腐敗するときに出来るもの。特にアンモニアなどは腸内に悪玉菌が増えているときに沢山発生します。
ですから、臭いおならは腸内環境が悪くなっている証拠でもあるのです。(もちろん臭い原因はそれだけではありませんが)
おならをすると、この匂いの中にたくさんの悪玉菌、つまり大腸菌も含まれています。
その数はおなら一回につき数千から数万匹!
「ブーッ」とした瞬間、一気に空中へ放出されます。
おならのにおいをついつい嗅いじゃうそこのあなた…大腸菌も吸い込んでいる可能性もあるかもしれません!?
お風呂でおならをするとどうなるの?
湯船の中でおならをすると、ポコポコっと気泡になって水面で割れます。この時、においを感じるわけですが…。
実は大腸菌は乾燥に弱いので、普段部屋の中でおならをしてもすぐに拡散して死んでしまいます。
しかし、十分に湿度が保たれていると大腸菌は生き残ります。つまりお風呂に解き放たれたおならの中の大腸菌は意外と元気である可能性があります。
また、大腸菌は70℃以上でないと死滅しませんがお風呂の温度はせいぜい40~45℃です。
お風呂のお湯の温度では、大腸菌は死にません。
お湯の中でおならをすると、お湯にも大腸菌は溶け込んでいますし、気泡になって空気中にも散らばります。
健康への害はあるのか?
なんだか「おなら風呂」の実感が出てきて、いやな気分ですね。
こんなお風呂に浸かっても大丈夫なんでしょうか!?
↓
ズバリ答えは「大丈夫」だそうです。
人間には免疫機能があり、おなら程度のごくごく微量の大腸菌の数なら、人体には何の健康被害も及ぼさない。
ということです。
そもそもお風呂に浸かるだけで肛門に付着した大腸菌が溶け込んでしまいますし、そのほかにも体には様々な雑菌や、ウイルス、汚れ、垢が付いています。
おならをしなくてもお風呂はそれなりに汚れてしまうものなのです。
まーそう言われれば確かにそうですよね。あまりじっくりイメージしたくありませんが・・・。
たしかにそれくらいで病気になっていたら世の中がすでに大変なことになってしまっているはずですもんね。。
しかし、他の雑菌も多数いることもありますし、当たり前ですがお風呂のお湯を飲んだりするのは絶対に控えたほうがいいです。
下手したらおなかを壊してします!!これくらいの感じと捉えておくのが良いでしょう。
さらにあまり考えたくありませんが、おならついでにうっかり「実」まで出たら目も当てられません。
害がなくても湯船でおならをするのはなるべくやめたほうがいいでしょう。
お風呂の水の中にいる細菌の数を調べたデータ
そもそもお風呂は”水場”!!!
浴槽に湯を張ってすぐ、入浴した後、入浴後に一晩放置した風呂水の細菌の数を調べたデータがあります。
こちらは培養検査によって算出された1mL当たりの細菌の数をまとめたものです。
出典:クリーンハンター.COM
こんなに増えてるんだ・・・
よく見てみると一晩放置すると菌の数が1,000倍以上にも増加しているのがわかります。
ご家庭のお風呂の水はできるだけその日のうちに利用し、”ためて置く”というのはあまりしないようにしたいものです。
お風呂のエチケットは守りましょう
おならだけでなく、お風呂のお湯をなるべく汚さないために、湯船につかる前に体を洗う、かけ湯をするなどのエチケットを守りましょう。
そして一度入ったお風呂は、ヒトのアカなどがお湯に溶け込むなどの理由から、細菌に最近がタ大量に増殖する可能性があり衛生的とはいえません。
カビが発生しやすいということからもわかるように、お風呂は衛生状態が不安定!
しっかりと洗って使うようにしましょう。
そして銭湯などの公共の場では、たくさんの人が入りますから一人一人が守らないと大変なお湯になってしまいます。
電車やバスの乗車時におならを我慢するのと一緒でちょっぴり気を使いましょう。
安全に、外でもマナーを守って気持ちのいいお風呂ライフを楽しんでくださいね♪