絵本作家、イラストレーターとして活躍しているヨシタケシンスケさん。
その絵本は子供から大人まで読めるもので独自な視点やことばのリズムが心地よく面白くて深い!!と大人気です。
ここではそんなヨシタケシンスケさんの絵本の中でも特におすすめな7冊を紹介していきます!
ヨシタケシンスケの絵本の魅力
ヨシタケシンスケさんの絵本は子供から大人まで広い世代から支持されていますが、私が感じるその魅力について紹介していきますね。
子供が読むヨシタケシンスケの絵本
子供にはその可愛い画が”視覚からスルッと”入ってきます。
そして子供の目線で感じる事が簡単なことばで書かれていて、子供は共感しその世界に入り込みます。
子供でも楽しめる『えほん』です。
大人が読むヨシタケシンスケの絵本
大人にとってももちろんその画は可愛いのですが、やはり”感じる”のはその内容ですよね。
本の中にいつの間にか忘れてしまった子供の頃の気持ちがそこにあるんです。
そしてそんな昔の気持ちを呼び起こされて”さわさわ刺激されてふしぎな”感覚になるんです。
同時に今の自分の生き方や考え方も刺激される哲学的な要素も感じられたり。
さらっと呼んでいてただ笑えちゃうところもあるし、なんだか色々考えさせられちゃう時もある。
そんな心を揺さぶられる魅力があるんです。
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本、①「もしものせかい」
2020年の1月に出版された現在最新の絵本になります。
新型ウイルスで世界が大変なことになっている今ですが、これを読めば前を向くために背中を押してもらえます。
もしもの世界には色々どころか何だってある。
だからこそ今ここにいる世界や自分にもちゃんと意味があると思わせてくれます。
ヨシタケさんは「自分を慰めるために描いた」そうですが、これを読んで救われた人って私以外にもきっとたくさんいるはず!
イラストもなんだか刺さるんです。
うまくいかない、思い通りにならない、今そんな風に感じている人に読んでもらいたい一冊です。
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本、②「りんごかもしれない」
ヨシタケシンスケさんの絵本作家としてのデビュー作です。
子供の想像力、空想力がとっても面白い。
子供はさらなる想像力が広がるし、大人は”クスクス”とにやけちゃいます。
そこから思い込みの恐ろしさや発想の転換の大事さを感じたり。
子供も大人も『感じる』ヨシタケシンスケさんの絵本の素晴らしさはデビュー作からすでに溢れています!
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本、③「もうぬげない」
服が脱げない、そこで考える”おバカ”な子供の姿。
大人が読めばその妄想力に爆笑!!!
子供がいる親御さんなら優しい気持ちで子供に接してあげることが出来るようになるんじゃないかな?と。
子供が読めば
- チャレンジすること
- 自分は自分、人は人である
- 諦めない
- 頼りになる母
など子供ながらに言葉にできない”何か”を自然に感じるはず。
視点を変えて読むと新しい発見がありますよ!
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本、④「おしっこちょっぴりもれたろう」
2018年度「MOE絵本屋さん大賞」で1位になった現在小学生のヨシタケさんの下のお子さんがモデルの作品です。
”あるあるネタ”的共感からおじいちゃんのカミングアウト→お母さんの表情!とお約束的な笑いはもちろんのこと。
子供が共感できるみんなにそれぞれある”自分なりの悩み”というか”困りごと”、コレを読んで前向きになれる・・・かな?
読んだ子供にもちょっぴり哲学的な”何か”が残る作品になっていると思います!
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本、⑤「このあとどうしちゃおう」
子供にとってはまだまだ遠いけど、いつか必ずやってくる「死」をテーマに扱った作品。
亡くなったおじいちゃんが残した死後の世界の「このあとどうしちゃおう」というノート。
その内容に笑いが溢れていてとっても面白いんです!
そして自分も「このあとどうしちゃおう」を考えてていたら「自分が今生きているうちに出来ることをやっておかなきゃ!」という結論にたどり着く。
笑いと涙、考えさせられる内容、でもやっぱり切なくなっちゃいますね…。
この絵本をフェイバリットに挙げる方も多いという作品、とてもおすすめです!
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本、⑥⑦「りゆうがあります」と「ふまんがあります」
「くせ」と「うそ」がテーマの『りゆうがあります』、「ズルい大人」と「正しさとは」が描かれた『ふまんがあります』の2作は続けて読んで欲しい作品です。
描かれたメチャクチャな”りゆう”や大人の言い分には大笑いすること間違いなし!
ヨシタケシンスケさんはこの2作について
読み終わった後に親子で日頃思っていることを、楽しく話し合ってもらえたら嬉しいです。
とおっしゃっていました。
そんな親子のコミュニケーションの”きっかけ”にもなる2冊です。
ヨシタケシンスケってどんな人?
ヨシタケシンスケさんの絵本「このあと どうしちゃおう」を紹介♪絵本業界では1万部でヒットと言われている中、発売するやいなや発行部数10万部を記録したんだって!すごいなぁ(๑ºั╰╯ºั๑)
6時5分過ぎに放送予定☆#めざましテレビ pic.twitter.com/W8HrPsvSPq— めざましテレビ (@cx_mezamashi) May 15, 2016
本名:吉竹 伸介、1973年生まれ、中2年生と小3の男児の父親のヨシタケさん。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースを卒業し、半年間ゲーム会社でサラリーマンを経験。
その会社員時代に自費出版の冊子を作り人にあげいてたらそれが編集者のてに渡り、そこからイラスト集『しかもフタが無い』(PARCO出版)でデビュー。
イラストレーターとして活動していく中で”絵本”の話をもらい2013年、40歳の時に「りんごかもしれない」で絵本作家としてデビューしました。
MOE絵本屋さん大賞を4年連続第1位獲得し、現在日本で一番注目されている絵本作家です。
ヨシタケさんは子育てをしていたからこそ、このような共感できる”絵本”が書けるんだそうですよ!
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本7選まとめ
リアルなこどもの想像力に迫った独特な視点がとてもおもしろいヨシタケさんの絵本。
特に自分がおとなになっていく中で失ってしまった”こどもらしいその視点”にハッ!としてしまったことは数え切れません。
さらに子供〜大人に通じるメッセージ・哲学が感じられる深さがその魅力です。
今回紹介した本は全て子供から大人まで楽しめるものばかり、一度手にとってその世界に触れてみてください!