最近の子供の読めない・聞きなれない名前が「キラキラネーム」として話題になったことは記憶に新しいですね。
新しい発想でつけられた名前は、多くの大人を困惑させました。
しかし最近になり、逆に古風な名前が流行しているんだとか。
そういった名前は「キラキラネーム」に対して「シワシワネーム」と呼ばれています。
新たな名付けの流行ともいえる「シワシワネーム」とはどんなものなのでしょうか?
キラキラネームをおさらい
シワシワネームを見る前に、「キラキラネーム」のおさらいをしてみましょう。
キラキラネームは珍奇ネームなどとも言われ、過去には見られなかった一般的でない名前をいいます。この言葉は2000年代くらいから見られるようになりました。
キラキラネームと呼ばれる名前が出てきたのもこのころからでしょう。
そんなキラキラネームにはどんな名前があるのでしょうか。
1位 唯愛 (いちか、ゆめ )
2位 碧空 (みらん、あとむ )
3位 優杏 (ゆず )
4位 海音 (まりん )
5位 奏夢 (りずむ )
6位 妃 (ひな、きらり )
7位 一心 (ぴゅあ )
8位 愛翔 (らぶは )
9位 七海 (まりん )
10位 輝星 (べが、だいや )出典URL:https://namae-yurai.net/rareNameKirakira.htm
どれも昭和生まれにはいなかった名前ですね。特徴としては漢字の読みと名前の読みが一致しづらいこと、日本語よりも外国語にありそうな響きのものが多いことだと思います。
流れを変える?シワシワネームがこれ!
キラキラネームを付けられた子供たちの中には、すでに高校生・大学生になり、社会人になる人も出てきているようです。
子供の時には個性的でも「可愛い」と言えるキラキラネームですが、大人になるにつれて名前自体が障害になる例も指摘されています。
確かに、企業の担当者が一心(ぴゅあ)さんなんて名前では戸惑うし、不安になってしまうかもしれませんよね…。
そんな流れを汲んでか、昭和につけられていたような名前が古風だとして人気が出てきたようです。
そう、それがしわしわネーム って訳なんです。
それでは実際に昭和にはどんな名前が人気だったのか、第一次ベビーブームである昭和24年の名付けランキングを見てみましょう。
男 / 女
1位 博 / 幸子
2位 茂 / 和子
3位 清 / 洋子
4位 進 / 節子
5位 実 / 恵子
6位 修 / 悦子
7位 明 / 京子
8位 隆 / 恵美子
9位 豊 / 啓子
10位 誠 / 久美子
やはり昭和の名前だけあって、現代の子供につけるには少々古すぎる名前も。
それぞれの特徴をとらえ、現代風にアレンジした名前にしてみるのがいいかもしれません。
男は・・・一文字の名前!
男性は漢字一文字の名前ばかりです。
親の願いがくみ取れるようなストレートな名付けが特徴的ですね。キラキラネームに見られるなぞなぞのような回りくどさに比べ、気持ちいいくらいのわかりやすさ。
そこに男らしささえ感じられます。
女は・・・「子」のつく名前!
対して女性は「子」のつく名前が並んでいます。
少し前にAKBの上位に「敦子」「優子」「麻里子」と子のつく名前のメンバーが並び、「可愛い子は育ちもいいから名前も古風で落ち着いている」なんて言われたりもしたようです。
「子」という字を分解すると「一」「了」になることから、「初めから終わりまで」を表すとも言われました。
そう考えると1位の「幸子」は一生幸せでいてほしいという願いが読み取れます。素敵な名付けですね。
まとめ
いつの時代も名付けには親の願いが込められています。
キラキラネームブームの時には「読めない名前」がステータスに思われたこともありますが、名前はその子にとって大人になっても付き合い続けるもの。
子供への思いや願いを込めるのはもちろんのこと、名字とのバランスもありますし簡単に決められるものではないとおもいますが、親から子への最初のプレゼントとして、素敵な名前を付けてあげたいものですね。