「割れた鏡」と聞いて、いいイメージを抱く人は、ほとんどいませんよね。どこか不吉ないや~~な感じがしてきますよね。
マグカップにせよお皿にせよ、割れると、一瞬ドキッとしますよね。
それが鏡となるとまた、なにやら得体のしれない不幸に見舞われるのではないかと不安がよぎる方もいらっしゃると思います。
「鏡」には色々な言い伝えや、怖い話がいっぱい!割れた鏡には・・・一体どんな・・・??
そこにはどのような意味があるのか、どうしてなのか、どうしたらいいのかをきちんと知ることで、むやみに怖がる必要がなくなり、普段通りの生活を送ることができるのではないかと思います。覚えておいて損はないですよ。
割れた鏡が意味すること
「破鏡不照(はきょうふしょう)」
(はきょうてらさず、とも読みます)こんなことわざがあります。
字が表す通り、一度壊れたものは再び壊れる前の状態には絶対に戻ることはない、と言う意味で、主に夫婦の関係を指し”亀裂が入り離婚した夫婦は、二度と離婚前の状態に戻ることはない”ということです。
破鏡は割れた鏡のことで、離婚するという意味があります。
不照は照らされることはないという意味です。
つまり、割れた鏡に破たんした姿をうつしても、どんなに繕ったところで、鏡の亀裂がある以上同じ姿を写し出すことはない!
ということですね。
他にも鏡が割れると、
- 身近な人が亡くなるとか
- ケガをするとか
- 不吉な事の前兆として縁起が悪い
等々、諸説あるようです。
身代わりになってくれた!
しかしながら、悪い意味ばかりでもありません。
鏡が割れるという事は、私たちに不幸な出来事が起こる前に身代わりになって割れてくれるという説もあります。そう思うと感謝の気持ちすら湧いてきませんか?
筆者はこの最後の説を信じたいと個人的には思っています。
風水的には?
また、風水的には鏡が割れるのは、
邪気を吸い取ったとされていて、この鏡のお役目は無事終了しました寿命です。
ということを意味するので”割れてしまった場合”は新しい鏡に取り換えた方がその後気持ちよく暮らせるのではないかと思います。
割れた鏡見てはいけない?使ってはいけない?
割れた鏡に自分の顔を映した途端、何かが起きるというのは、ホラーやミステリーの世界のお話で現実にはそのような事が即座に起きることはないと思われます。
鏡は昔々、嫁入り道具の一つとされていました。
それほど大事なものだと(特に女性にとっては)考えられてきたので、割れた鏡にわざわざ自分を映す必要はないという事でしょうか。多少なりとも、いびつに映る自分の顔はあまり見ていて気分が良くないですよね。
ですから、割れた鏡を使い続けるより、新しい鏡にして、いつもの自分を映した方がお化粧もし易いですし、何より気持ちが良いという意味から見ない方がいいと言われているのだと思います。
それでは・・・
割れた鏡はどうしたらいいの?捨て方は?
はめ込み型の鏡や、枠が高価なものは、簡単に取り換えたり捨てたりできないですよね。
思い入れのある鏡も同様ですね。
手放したくない場合は修理することも可能なようです。
数は多くはありませんが、鏡専門店やガラス工事店などで対応しているところもあるようです。
出張サービスなどもあるようなので、希望する方はインターネットで検索して問い合わせをしてみましょう。
落としてしまい割れてしまった鏡や古くなりヒビが入ってしまった鏡、もう使うことも無いから処分しようと思っている方は、まず住んでいる自治体の処分方法を確認してください!!
そして処分する際は自分を長い間、映してくれた鏡に感謝の気持ちを込めてお塩をふって布にくるんでビニル袋に入れて「割れ物注意」と書いてくださいね。
いままでありがとう、と言ってサヨナラしましょう。
大きなものや故人の遺したものなどは、やはり神社やお寺にお願いするのが一番安心かと思います。
金額がわからず困った時は、相場の金額をお尋ねすると、わりとすんなり教えてくれるようですよ。
こうすることで、心にもきちんと区切りをつけることができますし、なによりその日から穏やかな気持ちで暮らすことができますね。
まとめ
単なる噂や迷信にとらわれ過ぎると、余計な気苦労を抱え込むことになります。
形あるものはいつか必ず壊れます。
そう割り切ってきちんとした形で処分し、新しい鏡と出会い今日からのあなたを映してみましょう!!