欧米で盛んだったクリスマスメッセージ。近年日本でも季節の挨拶のひとつとして浸透してきました。
しかし自分が喪中の時、または相手が喪中の時は、クリスマスメッセージは送ってもいいのでしょうか?失礼にならないのでしょうか?疑問に思う方も多いかと思います。
クリスマスといえばプレゼントを贈りあうのが定番ですが、こちらも喪中の時は送ってもいいものか悩みますよね。
喪中の時のクリスマスカードやクリスマスプレゼントの扱いについてまとめてみました。
喪中の時のクリスマスメッセージ
自分が喪中の時
「毎年クリスマスカードを贈っているから今年も贈りたいけど・・・」という方は送っても構いません!
その際、カードはあまり派手なものでなくシンプルで落ち着きのあるものを選ぶといいでしょう。
また、「喪中はクリスマスカードを贈る気になれない・・・」という方は代わりに寒中見舞いで済ませる方法もあります。
相手が喪中の時
近しい人との別れで悲しんでいる相手にはクリスマスメッセージは控える人も多いですね。
特に年配の方やしきたりを重んじる方に贈るのは控えたほうがいいでしょう。
クリスマスメッセージの代わりに、年明けてからの寒中御見舞いで季節の挨拶をするのが好ましいようです。
メッセージを送る際の注意
とはいえ、あまり気にしない性格の相手や毎年カードを贈りあっているような親しい間柄であれば、慰めや励ましの言葉を添えてクリスマスカードを贈るのもいいでしょう。
その際には「切る」「重ねる」「続く」「なくなる」「すべる」などの不幸が続くような言葉は避け、また「HappyChristmas!」や「Merry Christmas!」などのお祝いの言葉も入れないようにしましょう。
書き出しに「Merry Christmas!」の代わりに「Season’s Greetings!(季節のご挨拶!)」と書く事で落ち着いた感じになるためこちらを使うのがいいかもしれません。
クリスマスの”お祝い”でなく「クリスマスの季節になりましたね」という挨拶を贈るという感じですね。
喪中の時のクリスマスプレゼント
自分が喪中の時
相手にプレゼントを贈るのはまったく構いません!
その際につけるクリスマスカードは金や赤などの派手なものはやめてシンプルなものにしましょう。
メッセージを添える際はお祝いの言葉は避けて書くようにしましょう。
逆に相手が喪中の時
お相手が喪中の時にプレゼントを贈るはどうでしょうか?
”お祝いの言葉は避ける”といったカードやメッセージに気を付ければ贈るのはOK!
特に子供たちにとって、落ち込んでいるときのプレゼントは気持ちを明るくさせ励みになるでしょう。
しかし忌中(祖母などの近親者が亡くなってから49日まで)の方へは、気持ちの整理ができていないことが多いので控えたほうがいいようです。
クリスマスプレゼントでなく、年明けてからの贈り物にするのも一つの方法ですね。
喪中の時のクリスマスの過ごし方
クリスマスといえば、クリスマスツリーを飾り、ケーキを食べてパーティをして楽しむのが一般的ですが、喪中の時ってパーティしていいのか悩みますよね。
友人からクリスマスパーティの誘いがあった場合も行っていいのか迷います。
クリスマスはキリストの誕生のお祝いがもとになっています。
キリスト教に喪中などはありませんので変わらずパーティをしてお祝いします!
しかし、故人を偲ぶ習慣のある日本では、喪中の時はツリーや電飾などの飾りはやめてクリスマスパーティは控えめにする人が多いようです。
ケンタッキーくらいは食べるけどクリスマスプレート付きのケーキは食べない家庭や、夕飯は普通にしてケーキだけ食べる。という家庭など様々です。
しかし「絶対ダメ!」というわけではないので、友人から誘われたものを行きたいのに断ることもありませんよ。
(もちろん気持ちが沈んで行く気になれないときは事情を話して断っても構いません。失礼になりませんのでご安心を。)
とびぬけて派手などんちゃん騒ぎをしなければ、普通にパーティを楽しんでも大丈夫です♪
まとめ
喪中は何かと気を使うことも多いですが、メッセージの言葉遣いを最低限気を付けるようにすればクリスマスに関しては喪中でもそれほど気にする事はありません。
お相手への気遣いを念頭に置いてクリスマスも、それに続く正月も、気持ちよく過ごしたいものですね。