「ヒーヨヒーヨ」「ピイーピイー」とかわいらしい鳴き声を聞かせてくれるヒヨドリは山間部だけでなく都心でもよく見かける野鳥です。
かわいらしい鳥ですが、一方でベランダに干していた洗濯物にフンを落としていったり、鳴き声が結構大きくてうるさいなど迷惑な面も多々あり、仕方なく防鳥対策しなくてはいけなくなる事も。
そこでここではそんなヒヨドリに有効な畑&ベランダ対策をタイプ別にご紹介します!
まずはヒヨドリの習性を知ろう!
ヒヨドリは全体的に灰色で体長27~29センチほど、スズメよりもちょっと大きめの鳥です。
里山や公園など樹木のある所ならどこにでも生息し、都市部でも見られます。
日本では一年中見かけますが渡り鳥でもあるので、秋になると北海道などの寒い地域から暖かい地域への渡りが確認されます。
普段は樹木の上で暮らし花の蜜や果実や虫を食べていますが、エサが少なくなると畑の作物を食べてしまいます。
エサをあげるとなつくので、かわいい鳥ではありますがゆくゆくの”フン被害”のことを考えるならば、気軽に餌付けはするべきではありませんね。
エサ場への執着が強く、エサ場に集まる自分より小さい小鳥を追い払ってしまうほどです。また、どこにでもフンをするのでフン被害が問題になっています。
都市部でも普通に見られる鳥ですが、実は日本と朝鮮半島にしか生息していない希少な鳥なので海外のバードウォッチャーから人気の高い鳥でもあります。
見ている分にはいいのですがベランダに来られると困りものですよね(汗)
みかん&ブルーベリー畑のヒヨドリ対策
最近では山で餌が思うように取れなくなったヒヨドリたちが野に降りてきて畑を荒らすといった被害が増えている模様。
甘いものが好きということでその中でも特にみかん畑やブルベリー畑が狙われている模様です。
そんな農作物被害に一番効果的な対策と言われているのがやはり防鳥ネット(網)です。
直接的遮断は最も確実な被害防止策として多くの農家ですでに実施されている対策でその効果も高いとされています。
カラスだと網目は7.5cm以下のものでOKですが、 ヒヨドリやムクドリは3cm以下の網がす必要にです。
導入や撤収の手間がかかることが問題ですが、手軽に掛け外し出来るように農研機構ではネットの設置マニュアルを公開しています!
コチラで使われているのは1,000デニールの太さの糸で網目が30mmの
こちらです。
糸のい太さが800デニールのものもありそちらのほうが若干お値段が安いのですが、その分伸びやすいため安心と耐久性を考えるなら1,000デニーの物を選択すべきかと思います。
ベランダでのヒヨドリ対策
山から野、のから里へ。
どんどん移動してきているヒヨドリがベランダにやってきてフンをしていく・・・
という被害にお悩みの方へ有効な対策を様々紹介していきます。
しっかりと対策をする事によって効果が期待できるのでご家庭の環境に合わせ導入を検討してみてはいかがでしょうか!?
防鳥ネット
鳥対策の王道ですね!
軒下から手すりの外側に、ベランダ全体を囲むように設置します。
家庭で使用できる鳥用のネットは網目が4.5cmほどのものが多いのですが、それではヒヨドリはすり抜けてしまうので網目が2〜3cmほどの細目のものを選びましょう。
家庭のベランダであれば2mx6m大きさで間に合うのではないかと思います!
↑こちらは9mm目ということでかなり細かいので完全にシャットアウト出来ますよ。
ただ、これをやると布団が干しにくいということ、外からみたときの見栄えが・・・という難点があります。
鳥よけフクロウ
ヒヨドリは自分よりも大きい鳥がいると怖がって寄ってきません!
ということで、鳥よけのフクロウの置物が市販されています。大きさも本物とほぼ同じ。
頭が風で揺れます&目が光るのでヒヨドリは近づいて来なくなります。
目がリアルでにらみが効いています。
たまに置き場を変えてやるとより効果的です!
こちらは首振りタイプ、風邪でリアルに首を振り威嚇します。
この鳥よけタイプでやはり重要なのは『目』!
2つとも目がリアルなのでヒヨドリには有効なんです。
天敵の音と光で撃退!
もっともハイテクな対策でセンサーがついていて鳥が来たら反応するという商品があります。
鳥が不快に感じる青色LEDの光と、天敵であるワシやフクロウの鳴き声を発します。
畑や工場に設置すると効果絶大なのですが、住宅街のベランダだとその音自体がうるさいかも。
そこで登場したのがフラッシュ+超音波+音と3つのモードで追い払うタイプ!
「鳥よけくん 」!
音も警告音モードのon/offで設定可能!
これは即効性がありで鳥被害を解消することができることができる非常に効果的な方法ですね。
バードスパイクを設置する
鳥が止まる手すり部分にびっしりバードスパイクという、ウニのとげのようなトキトキを設置します。
物理的に鳥は止まることができないので寄り付かなくなるというもの。アメリカではロングセラー商品です。
ただ致命的な欠点が・・・これも防鳥ネット同様に布団が干せなくなりますけどね・・・。
ヒヨドリには合わせワザで対策!
簡単な方法&単一の方法では一時的には効果があるかもしれませんが、ヒヨドリはとても賢く危険がないことを学習し再びやってくる可能性が高いです!
これまで紹介した方法と組み合わせることによってより効果が期待できますよ!
ベランダに細い糸を張る
ヒヨドリは手すりの上で休みながらエサを食べることが多いのです。
そこで手すりの真上、5センチほど浮かせて、端から端まで細い針金やテグスなどを張ります。
止まるスペースを無くしてしまう!
という方法ですね。
あまりに細い糸には鳥は止まれませんので、手前でホバリングして最終的にはあきらめて去っていきます。
鳥が止まろうとして触ってもズレたり、壊れないようにところどころ補強するのが大事です!
キラキラしたものを置く
簡単にできる物としては、ヒヨドリはキラキラしたものを嫌がるので、キラキラ反射する紐を垂らしておきます。これだけでも効果があるとのことですが、
CDやキラキラしたものは、光が反射して、鳥は驚いて逃げていきますが、この効果があるのは最初だけなのです。
毎日のようにあなたの家に訪れている鳥は、自分の身に危険を感じないと理解すると、再び戻ってきます。その結果、鳥被害が解消することはありありません。
鳥は決して”バカ”ではありません(笑)
さすがにそこまで単純な方法では一時的に被害がなくなったとしても次第にもとにもどってしまいます。
さらに先ほど紹介したツールを!
そこに「鳥よけくん 」のような超音波&音ツールを合わせてみてください。
数日でその効果は実感できると思います!
ヒヨドリ対策のまとめ
ベランダでの対策は、同時にベランダの使い勝手も若干悪くなるところが難点。
- 糸を張る
- 光物を吊るす
などのライトなものから試していくといいかもしれません。
また、一度いなくなってもほとぼりが冷めたころに再びやってきたりもします。
どの対策をとっても継続して行う&いくつかの方法を組み合わせることが大切です。
ここまで紹介した対策グッズを組み合わせる事で更なる効果を期待する事ができます。
ベランダの環境や被害状況にあわせて対策していみてください。
その中でも即効性があり効果が一番期待出来るのは『鳥よけフクロウ』と『鳥よけくん』のW設置!
ではないかと思われます。
しっかりヒヨドリ対策をしてベランダのフン被害にオサラバしましょう♪