主に京都など関西を中心に8月23日・24日(古くは陰暦7月24日)に行われる行事(goo国語辞書)にあるように“子どもを主役”とした行事の地蔵盆。
そんな地蔵盆の際はどんな遊びをするのがいいのでしょうか?
ここでは、そんな時におススメの楽しい”遊び”を紹介していきたいと思います!
地蔵盆での遊び
地蔵盆の当日は、地域にあるお地蔵さんの周りを中心に屋台が出たり、大人も混じって大きな数珠を回す数珠回しなどの伝統行事から始まる地域が多いようです。
地蔵盆ならではの遊びとしては、お地蔵さまの周りを掃除することも地蔵盆では遊び(?)に含まれることもあります。
その後、子ども達が町内を回ってお菓子を貰いに行ったり、ボードゲーム、紙芝居や人形劇、花火をする地域もあります。
遊びの内容も様々なものがあり、毎年違う遊びを取り入れている地域もあります。
伝統的な『フゴオロシ』
伝統的な遊びとして“フゴオロシ”という遊びがあります。
まずは動画をご覧ください!
子供達には先に番号札を引かせます。
そして「フゴ」というカゴに景品を入れて2階から下ろします。
くじを引いてもすぐには何が当たったのか分からず、上から下りて来た景品を受けとるという演出の遊びです。
お目当てのモノが当たった子供は嬉しそうに歓声をあげていました!
フゴオロシは、交通規制等の制限をする必要がある場合もあるため、近年ではあまり行われていませんが、フゴオロシの代わりとして福引きを取り入れている地域もあります。
その他に定番では
- 水風船釣り
- 輪投げ
- スイカ割り
- 缶を並べてミニボーリング
などやはり縁日的な遊びが多いですが、それなら縁日でもいい・・・?
と思う方もいるかもしれませんよね。
その他の遊び
せっかく地蔵盆は子どもが主役となる行事ということで、子どもが楽しめる遊び、参加したくなるものを取り入れることが大切です。
また地域ごとに、子どもの年齢に合わせた遊びを意識することも必要ですね。
そこで、上記の伝統的な遊び・定番遊び以外のものをいくつか考えてみました。
小さなコでも参加できる!
まず、参加する子どもが小学生までぐらいの場合には、できるだけルールが簡単で楽しめる遊びが良いでしょう。
例えば、
- 公園などで鬼ごっこ
- ビンゴゲーム
- 宝探し
なども面白いかもしれませんよ!
今時は鬼ごっこなんてしたことがない子供達も意外と多いので新しいかも。
もう少し年齢が上のコがいたら?
次に、地域の子どもが中学生や高校生が多くなってきた場合には鬼ごっこなどの遊びには気恥ずかしさなどもあり、あまり楽しめる遊びではないかもしれません。
そこで、近年人気のリアル脱出ゲームや謎解きなどを取り入れた遊びにすると参加しやすそうです。
宝探しと謎解きを組み合わせることで老若男女、幅広い年齢の人が参加できますね。
また、問題やヒントなどを年齢などで変えることで、全員が同じように楽しめますね。
地蔵盆とは?その時期や由来
地蔵盆は、8月の23日・24日に行われます。
地蔵菩薩は子どもとの関わりの深い仏とされ、お地蔵さまを供養することで子どもの幸せを祈るための行事として始まったとされています。
もともと子どもの成長を願った“子どものための行事”から、地域によっては子ども達が行事の運営に関わるなど文字通り“子供が主役の行事”になっています。
しかし、近年では少子化の影響からか、1日のみ開催される地域もあるようですね。
準備として地蔵盆の時期が近付くとお地蔵さまを供養するため祠から取り出し、お地蔵さまにお供え物をしたり、お地蔵さまにお化粧したり、お清めしたりします。
まとめ
近年では、テレビゲームやアプリの普及により、いつでもかんたんに楽しめる環境があります。
ですが地域の伝統行事である地蔵盆ならではのふれあい・楽しみがあると、子ども達も年に一回の時期を楽しんでくれるのではないでしょうか。
その地域”ならでは”の遊びで盛り上がって、いい思い出が出来るといいですね!