四季のある日本では、春夏秋冬、様々な花が咲き乱れ、人々の心に癒しと潤いを
与えてくれます。中でも秋の代表格「コスモス」。この花、嫌い!と言う人には、
あまりお目にかかったことがありませんよね。
みんなに愛されるコスモスの色や花言葉の秘密!探ってみましょう。
「コスモス」その名の由来と全体像
キク科コスモス属の総称コスモスは、ギリシャ語の「Kosmos」に由来しています。
「Kosmos」には、美しい・調和・宇宙などの意味があり、コスモス全般の花言葉は、
「乙女の真心」「優美」といった、なんとも可憐な女性らしい言葉が並びます。
花言葉を知らなくとも、親しい人や愛しい人への贈り物に無意識に手が伸びるのは、
このような意味を清廉なコスモスが醸し出しているからなのかもしれませんね。
言わずと知れた、和名「秋桜(こすもす)」は秋の季語にもなっています。
品種によって早咲き、秋咲きなどがあるので6月~10月の間、日本各地で見ること
ができます。
原産国はメキシコで日本には明治時代の初期に広まったと言われています。
その品種は多種多様で品種改良をしたものも含めると数十種類にもなります。
そんな中から日本でよく見かけるコスモスの花言葉を色別にご紹介しましょう。
色によって違う花言葉
赤色の(とても濃いピンク)コスモス
花言葉は「乙女の純情」「調和」
力強い深紅色のコスモスは、愛情をイメージさせるそうです。
ピンク色のコスモス
花言葉は「乙女の純潔」
最もポピュラーな、多くの皆さんがコスモスと言えば思い浮かべる愛らしいその
姿は、清らかな美しさを感じさせてくれますよね。
白色のコスモス
花言葉は「純潔」「優美」「美麗」
嘘偽りのない真っ白な凛とした容姿そのままの花言葉ですね。
黄色いコスモス(キバナコスモス)
花言葉は「自然美」「野性的な美しさ」「幼い恋心」
実はこの黄色いコスモスは品種改良によって生まれた、言わば人工的な花なのです。
それなのに花言葉に、自然や野生的と言った言葉が含まれているのはとても不思議で
面白いですね。
黒色のコスモス(チョコレートコスモス)
花言葉は「恋の思い出」「恋の終わり」「移り変わらぬ気持」
真っ黒ではなくて、黒みがかった赤紫色の上品ないでたちのコスモスです。
ほのかにチョコレートのような香りが漂う素敵なコスモスです。
コスモスの花言葉の中では唯一、切ない悲しい気持ちを感じさせる花言葉ですので、
ご自分で楽しむ分には何の問題もありませんが、プレゼントには不向きかと思われ
ますので、気をつけたいものですね。
まとめ
お庭で、通勤、通学路で、散歩の途中やお出かけ先で、コスモスを見かける機会が
たくさんあるかと思います。
ほんの少し、花言葉を覚えておくだけで、より一層コスモスに親しみや愛着を感じる
事ができますよね。
花瓶に挿したり、綺麗なガラスの器に花びらを浮かべて、食卓や玄関に置いたりする
だけで、優しい気持ちになれます。小さな幸せ、皆さんも感じてくださいね。