さて、皆さん「芝山はにわ祭」をご存知でしょうか?千葉県山武郡芝山町で開催されるこのお祭りは昭和57年から始まり今年で34回目を迎えます。
いつでも行けるからと行ったことのない地元の方々も多いようです。
ですが最近ではじわじわと人気が出てきて他県からも大勢の観光客が訪れるようになってきました。
猛暑でも極寒でもないこの季節、千葉まですこーし足をのばしてみませんか?
老若男女が楽しめるお祭りとなっていますそんな「芝山はにわ祭」の日程や見どころをここでご紹介したいと思います。
芝山はにわ祭・見どころ
はにわ祭の”メイン”プログラム
何といっても、きらびやかな古代の衣装を身にまとった国造(くにのみやつこ)を筆頭に古代人に扮した人々が現代人との対面の儀式を行い、子供はにわ御輿や山車と共に町を練り歩きます。
古代の祭礼、巫女の舞、国造に使える鎧をまとった武士の行列は圧巻かつ古代人の強さや品格を感じ取ることができます。
祭礼は降臨の儀→交歓の儀→歓迎の儀→昇天の儀と続いていきます。
この際着用する衣装は古代衣装研究家による監修のもと忠実に再現されたもので、特に赤は目を引き、赤い色は太陽の色とされ、古代から神聖な色として考えられていたことから、真紅の衣装は見ごたえがあります。
わかりやすく言うと、
古墳時代から古代人を招き、感謝をしながら交流をしていくというイメージですね。
タイムスリップしたような、そんな不思議な世界を体感できるはずです!!
芝山町立芝山古墳・はにわ博物館も楽しもう!
更に隣接する『はにわ博物館』では古墳時代の住居や食事などの生活からはにわ、そして古墳についての展示を見ることができます。
実際に千葉県内から出土された埴輪なども展示されていますのでこちらもみることでよりお祭りの内容についても理解が深まります。
他にもはにわに関連した色々な催し物や展示物があります。せっかくなので立ち寄ってみるのがおすすめ!
それと平行して行われる産業祭・文化祭・商工まつり
花火の打ち上げや、産業祭・文化祭・商工まつりも”はにわ祭り”と同時に開催され、そこでは青空市・植木市・もちつき大会・大もり投げ大会などなど、様々なイベントがあり、ご家族でもカップルでも、もちろんお一人でも、十分楽しむことができるプログラムがいっぱいありますよ!
ギネスに挑戦するイベントに雨細工や、金魚すくい、ほかにも色んな催しが沢山あるので気軽にお祭りをたのしみに〜みたいな感覚で行ってもも全然楽しめちゃいますよ。
芝山はにわ祭の歴史
芝山町(しばやままち)にて人々が生活し始めたのは今から1万年以上も前。
特に古墳時代後期にあたる6世紀から7世紀の始めに見事な文化が栄えていたことは数々この町から出土している「はにわ」や遺物からも顕著に表れています。
「はにわ祭」は、はにわの表情のような、おおらかで、そして町民の心が一つになり、豊かな町づくりをしようという願いを込めて、当初わずか7名の有志の発案で始まったお祭りなそうです。
当たり前のお話ですが古代は電気・電話・ガス・テレビ・パソコン・携帯等、何一つありませんでしたね。そんな中、人々は力を合わせ一丸となって山を切り開き畑を作り、谷を堰きとめて水田を作り、町も人々の心も豊かにしてきました。
素晴らしい祖先の方達のおかげで、今こうして私たちは暮らしています。
(どの町にも言える事かもしれませんね。)
そのような祖先の方々への感謝の気持ち、そして美しい自然や風土の中で、おおらかに自助・共存の文化の里造りをしましょう!という呼びかけの意味を込めたお祭りです。
芝山はにわ祭・2016年度の日程、アクセス!
・日時
2016年11月13日(日曜日)
・場所
千葉県山武郡芝山町芝山 芝山公園・芝生広場
・アクセス
芝山鉄道芝山千代田駅から無料送迎バスにて20分
千葉県東金道路松尾横芝ICから10分(4㎞)駐車場あり(700台・無料)
・お問い合わせ先
0479-77-3918(芝山町まちづくり課産業振興係)
※くれぐれも、お間違えの無いよう、おかけください
時には古代浪漫に思いを馳せ、時空を超えた一日を過ごすのも、日々の喧騒をひと時忘れ、ゆったりと過ぎていく時間を過ごすのも、いいと思いませんか?
心も体もリセットできて、明日からまた、頑張ろう!という気持ちになれるかもしれませんよ。
このように日本全国の大きな町も小さな町も毎年、たくさんのお祭りを開催しています。
どのお祭りも根底には「感謝」があります。
毎年、色々な地方の感謝を感じるのも新たな楽しみの一つになりますね。
はにわ好きならこちらもチェック!!