名刺は会社の顔であり自分の分身です。つまり、頂いた場合もそれは先様の分身です。ぞんざいな扱いをしてはいけません。
初めての名刺交換はドキドキしたものの、慣れてくると意外と無意識に間違えていて、相手に不愉快な思いをさせているかもしれません。
そのような失敗をしないために、交換の基本ポイントから、複数人での交換の順番までしっかり押さえておきましょう!
受け渡しの基本
名刺入れは取り出しやすいところに用意しておいてください。
いざ交換の際、「あれっ、どこにいれたっけ?」なんて事にならないように上着の内ポケットなどがよいかと思います。
数が足りない。。
なんだかヨレヨレだ。。
とならないように常にチェックしておきましょう。
もちろん手持ちで・・・なんて以ての外です!
交換は立ってする
まずは、お辞儀をします。
相手がいらっしゃったら、すぐに立ち上がり一礼し、そのままテーブル横に移動します。
テーブル越しの名刺交換はタブーとされていますので、気をつけたいところですね。
どっちから先に渡すの?
お金を貰う方の側から先に渡す!(つまりサービスやモノなどを売る側から)と覚えておけば間違いないかと思います。営業などは特にそうですね。
逆に自分たちがお金を支払う側になった時は相手から先に名刺を頂くということです。もしも、テンパってしまい営業先で先に相手から差し出されてしまった場合は焦らなくても大丈夫です。
「申し遅れました、大変失礼いたしました。」と謝罪の言葉を添えながら渡しましょう。
誠意は相手にきっと伝わるはずです。
同時に交換する際のマナー
左手を離し、その手で相手の名刺を受け取り、同時に名刺を持っている右手で相手に渡します。
もしすぐに、相手からも名刺を差し出された場合は、無言で受け取らず「頂戴いたします」と言いながら受け取ります。
この時、会社名や名前に指がかからないよう端を持ってください。そして、○○様ですね、とお名前を復唱します。
もしもローマ字表記もなく、難しい名前で読み方がわからない時は「恐れ入りますが何とお読みするのでしょうか?」と尋ねるのは、この時点では決して失礼にはあたりませんので伺ってみましょう。
また頂いた名刺を話しながらクルクル回したり、こすったりするのは言語道断!失礼な人だと思われるだけでなく落ち着きのない人間だと思われてしまいますので決してしてはいけない動作です。
複数の人と交換する場合
基本な渡し方はマスターできたと思います。そしていざ!実際の交換の現場では、1対1での交換ばかりではなく一度に様々な役職の方々と交換する機会も度々訪れるでしょう。その際の交換の仕方です。
まずは。
先様は概ね役職の高い順に並んでおられるはずです。
まずは相手方の役職の順番を見極めましょう。
順番があります
最初に一番役職の高い人同士で名刺交換をします。ですので、自分が新人や役職が一番低い場合は、一番最後に名刺交換をします。
先に上司にさせるなんてもってのほかだ!などと勘違いして自分からやらないよう、気をつけましょう。
ですので訪問する側(サービスやモノなどを売る側)私、私の上司、訪問される側(サービスやモノなどを買う側)担当者の部下、担当者、担当者の上司と4人で交換する場合、
- 私の上司と担当者の上司
- 私の上司と担当者
- 私の上司と担当者の部下
- 私と担当者の上司
- 私と担当者
- 私と担当者の部下
そして名刺を交換の際、訪問する側であるこちら側から渡す。と言うのが正しい渡し方です。
ごちゃごちゃにならないよう上司の出方をしっかり見て自分のタイミングをしっかり見極めてください!
一番最初に受け取った名刺の上に次の方の名刺を重ねてはいけません。
二番目以降の方の名刺は名刺入れの下に置いていきます。つまり一番上には一番役職の高い方の名刺が来るという事ですね。
立ったまま挨拶だけで終了する場合もありますが、席に着いた場合は一番最初に頂いた名刺は名刺入れの上に置きます。それ以外の方の名刺は自分から見た座席位置に沿ってテーブルの上に並べます。
そして名刺をしまうタイミングも時に悩んでしまうところかもしれませんね。
さっさと自分からしまい始めるのは失礼にあたりますので、周囲の様子を見ながら打ち合わせの終盤だったり、最後のご挨拶のあとにしまうのがいいかと思います。
まとめ
たかが名刺、されど名刺!です。お渡しした方と、仕事のみならず、いつどこでどんなご縁が将来あるかわかりません。頂いた場合も同じですね。(恋愛云々だけではなく)
マナーを知りスマートな名刺交換をすることで、会社も、あなた自身も好印象を持っていただけるはずですよ♪