頭にねじり鉢巻き、屈託のない笑顔。明るい人柄とおバカキャラでバラエティでも引っ張りだこだった演歌歌手の香田晋さん。
2012年に突然の引退宣言が発表されましたが、理由や経緯は明かされずネット上でも様々な憶測が飛び交いました。
そんな香田晋さんですが、現在は福岡県で板前さんをしてらっしゃるそうです・・・。
突然の引退宣言
香田晋さんは、船橋徹氏の内弟子として修業後、1989年に歌手デビューしました。
1992年にはドラマデビュー。さらに1994年には「夢いちど」で紅白出場を決め、実力派演歌歌手として活躍しました。
またクイズ番組「ヘキサゴン」で、珍回答を繰り出すおバカキャラとしてブレイク。バラエティ番組にも数多く出演され、お茶の間でも人気を博しました。
順風満帆といった芸能生活のように見えますが、2012年4月に休養に入り、そのまま3か月後には引退を宣言されました。突然の引退に事務所も「詳しいことはわからない」としていました。
その後ぷっつりとテレビから姿を消した香田晋さんでしたが、3年後、福岡県まで足を運んできた週刊女性の取材に応じ、当時の真相を語りました。
「わざわざ、東京から来てくださったわけですし、もう、ちゃんと話さないといけないですよね……。僕が気持ちのうえで、芸能活動を続けられなかったんですよ。
ホント、精神面で追い込まれていたんです。」
引退宣言をした当時、香田晋さんの状況とはどういったものだったのでしょうか?
華々しい活躍の裏では・・・。
出典:http://ameblo.jp/0maho/image-10468857926-10430715910.html
当時、バラエティやトーク番組、グルメのリポート番組にも出演されていた香田晋さん。
活躍とは裏腹に、演歌歌手としての活動以外の仕事に違和感を持っていたようですね。
「バラエティー番組に出ているとき、”なんで、自分はここにいなくちゃいけないのかな”って思いながら座ってるんですよ。~中略~そして、コンサートやロケで移動も多くなってくる。そうなると、やっぱり寂しくなっていくんですよ。そのうち、歌もなかなか思いどおりに歌えなくなってきてしまった。」
自分のイメージ通りに声が出ない・・・。
トークや演出でごまかしつつの活動。そんな状況からますます追い詰められていったそうです。
最後は逃げ出すように芸能界から引退。
当時のファンやレコード会社、事務所の方々にも大変な迷惑をかけてしまったとおっしゃっていました。
「あのころは精神的に最悪でしたね。一番つらかったときです。
そして、ほかの人と話すのが本当に怖かった。街に出れば気づかれないように、サングラスをしてヒゲを生やし、下を向いて歩いていました。」
同年12月に、神奈川県に住んでいたところを同誌に直撃取材されていますが、無精ひげにサングラス、伸びた髪の姿に、テレビでのさわやかなイメージはありませんでした。
現在は飲食店で板前に
そんな香田晋さん。現在は福岡県遠賀郡で、多国籍料理屋「古民家Gallery caffe 真稟」を経営、完全予約制で自慢の料理を振る舞っているそうです。
09年に先妻と離婚され、2人のお子さんを引き取られていましたが・・・。
「子どもたちが向こう(前妻)のほうに行きたいっていうんで、今はあちらで暮らしています。
彼女にも彼氏がいるので、”その人をお父さんと思って生活しなさい”と言って送り出しました。子どもたちが二十歳になるまで会うことはありません。」
とのこと。ちょっと寂しいですね。
現在は引退時に支えてくれた女性と再婚され、お店も2人で切り盛りされているそうです。
実は歌手時代から料理は評判だったそうです。
船橋徹氏の内弟子時代でも、「まかないを出汁から取って作っていて、とても料理が上手だった」と関係者は語ります。
また、魚を自分でさばくのも得意で、鮪解体1級の免許も持っているそうです。
お店のほうも評判は上々のよう。築100年の古民家を改装した店内は、異国情緒あふれる雰囲気で本当の「隠れ家レストラン」といった感じだそうです!行ってみたいですね・・・。
また、お店と一緒に「心楽」という腹式呼吸での健康法を目指す教室もなさっているとのことなのです。プロの腹式呼吸を指導してもらえる貴重な場ですね!
気になる芸能界復帰ですが・・・。
「今の僕は元・香田晋ですが、もう香田晋で商売するつもりはないですよ。芸能界の人とは全然、会ってないし連絡も取ってないですよ。
辞めたときに電話番号を変えちゃいましたからね。もし、記者さんが芸能界の人に会って僕のこと聞かれたら、元気だったよって言っといてください」
と、ばっさり。どうやら歌手としての香田晋さんにはもう会えなさそうですが、本人はすっかり立ち直ってお元気そうなので良かったですね!
まとめ
香田晋さんの現在までについて追ってみました。
華やかな世界の中、理想と現実のギャップに悩んでいたんですね。
引退に至ったのもなんだかうなずけます。
そして現在は幸せそうで何よりですね!やはりそこが一番です。