鼻の中が痛い時、それは「ドライノーズ」かも?

秋口から冬にかけて徐々に増えてくる「ドライノーズ」をご存じですか?それはズバリ鼻の乾燥で引き起こされる症状の事。
「ドライアイ」「ドライマウス」に次いで「第三のドライ」として認知されつつあります。
冬になると、鼻の中が痛い! 毎年風邪をひいてしまう鼻血が出やすい。そんな人は「ドライノーズ」かもしれません。

ドライノーズの症状

本来、鼻の中は常に粘膜で覆われ湿っています。呼吸で吸い込んだほこりやウイルスは、この粘膜にからめとられます。そして粘膜と共に胃に入って消化されてしまうか、鼻くそになって排出されます。
しかし、粘膜が乾燥によって減ってしまうと、この働きが薄れてしまいます。

ドライノーズの症状には以下のようなものがあります。

  • 風邪じゃないのに鼻がムズムズする。けれど鼻水は無い。
  • 鼻くそがなんだかたくさん出る
  • すぐ鼻血がでる。鼻の中にかさぶたが出来る。
  • 鼻がヒリヒリする。

思い当たる人は注意が必要です。

ドライノーズの原因は?

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ドライノーズは、その名の通り乾燥が原因で引き起こされます。

乾燥した季節

秋~冬の空気が乾燥した季節はドライノーズになる人がぐんと増える季節です。湿度が30%を切るとほとんどの人はドライノーズになるとも。少なくとも40%台になったら気を付けた方がいいですね。

乾燥した場所

夏場でもエアコンのきいた室内など乾燥しがちな場所は注意が必要です。
公共の図書館やオフィスなどの施設内などは空調で乾燥している場合が多いので気が付かないうちにドライノーズの原因になっていることも。

乾燥した身体

身体自体が乾燥しているとやはり鼻も乾燥しがちに。
「私、まめにお茶飲んでいるわ!」という方でも、コーヒーや緑茶は利尿作用が強く尿として排出されてしまうので要注意です。

点鼻薬の使用

そして、忘れてはいけないのが点鼻薬の使い過ぎです。
アレルギー性鼻炎や花粉症を患っているとつい点鼻薬に頼りがちですが、使いずぎると鼻水が減りすぎてドライノーズになってしまいます。。

 

他加齢に依るホルモンバランスの影響、高血圧によって、等でなる場合もあります。

ドライノーズ、おかしいなと感じたら

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ドライノーズは、身体のバリア機能が低下し風邪やインフルエンザになりやすい状態になっています。
これらの予防のためにもドライノーズ対策をしていきましょう。
ワンちゃんの鼻が乾くといけないのと同じく人間だって鼻の中に適度な湿り気が必要なのです。
そんな「自然な」状態に鼻の中をするために

なるべく触らない

鼻がムズムズしても触らずにそっとしておきましょう。
むやみに鼻をかんだり、ほじったりすると鼻が傷つき、鼻血やかさぶたの原因になってしまいます。
すでにかさぶたが出来ている場合、無理矢理はがすのはもっての外です。

気になって仕方ないかもしれませんが我慢して下さいね!

部屋では加湿器を使う

加湿器で部屋の乾燥を防ぎます。乾燥はドライノーズの大敵。エアコンをかけている室内はかなり乾燥しています。加湿器で湿度を保ちましょう。

マスクを着用しましょう

外出していると加湿器には頼れません。そこでマスクを着用すると乾燥から鼻を守ってくれます。
その際マスクの中に一枚水で湿らせたガーゼを挟んで着用するとより効果的です

水をこまめに飲みましょう

身体の水分不足はドライノーズの1要因。利尿作用のない麦茶や白湯&水が良いでしょう。スポーツドリンクも良いですが、糖分にも利尿作用があるので注意です。
お風呂に入ったとき、固く絞ったタオルを鼻にあて、蒸気を吸い込むと鼻の中が潤い楽になります。単純にいつもより長風呂にするのも効果がありますよ

鼻の中に潤いを与えるスプレー

生理食塩水(ドライノーズスプレー)を使って直接鼻に潤いを持たせるのも効果的です。生理食塩水は自宅で作れますので大量に使うときは自作してストックしておくのもあり。

生理食塩水は水100mℓにたいして塩1g(水に対して塩1%の量)を溶かして出来上がり。

水は必ず一度沸騰させて消毒したものを使いましょう!
容器も煮沸したものを使ってください。

市販もドライノーズスプレーも基本は生理食塩水なので同じです。
香水のアトマイザーなどに入れて持ち歩くといいですよ。

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乾燥しているな、と感じたらスプレーを鼻にシュッとしてください。
「直接かけるのは・・・」という方は顔付近でスプレーを吹き、それを鼻から吸い込んでみてくださいね。

より乾燥をひどく感じるときは

”鼻がひきつったり”、”ピリピリする時”は、「白色ワセリン」を鼻の中に塗ると痛みが和らぎます。鼻に不快感があるとどうしても触りたくなるので、ストレス軽減にもなりますよ。
知らず知らずのうちにドライノーズになっている人も多いです。鼻に違和感をもったらまずドライノーズを疑ってみましょう。

保湿をしっかりして、そっとしておけばドライノーズは解消されてゆきます。
ポイントは「保湿」と「ちょっとの我慢」、体全体の免疫力にも影響してくるので「おかしいな?」と思ったら早めの対処が吉です!

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