2016年の土用丑の日はいつ?その由来と鰻を食べるようになった訳!

土用丑の日!鰻の日!

美味しい大好きな鰻が食べられる日。という個人的な意見ですが、今年2016年は7月30日(土)です。
土用丑の日は夏だけでなく春夏秋冬、季節ごとにあることをご存知ですか?土用丑の日の理由はさておき、鰻はいつでも食べていいのですが、高価な食材なので気軽には食べられませんよね。

そこで今回は鰻を食べる理由や土用丑の日の由来をご紹介します。土用丑の日のうんちくを食卓で話しながら食べる鰻はさらに美味しく、そして盛り上がること間違いなし!

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土用丑の日に鰻を食べる理由

鰻を食べる、といえば夏の土用丑の日ですね。
鰻が大好きな人にとっては年中いつでも食べたいものですが、やはり夏=鰻のイメージはあります。

では何故夏だけ鰻を食べる習慣が出来たのでしょうか。

本来、鰻の旬な季節は冬です。産卵を控え脂ののった鰻は冬であったため、夏には売れ行きが落ちていました。そこで販促目的で根付かせたという説が有名です。丑の日に“う”のつく食べ物を食べると良いとされていたことや、夏の暑い時期に精のつく食べ物をと考えられたことなどから商売戦術としっかりはまって鰻を食べる習慣となりました。

他にも諸説ありますが、“う”のつく食べ物をということで梅干し、うどん、牛や馬などを食べる習慣がある地域もあります。そして養殖技術のある近代では通年通して美味しい鰻が食べられるようになりましたね。

土用丑の日ってなに?

鰻を食べる理由がわかったところで土用丑の日の由来はご存知ですか?

先ほども述べたように春夏秋冬季節ごとにあります。年に1度ではないのです。五行説といい世の中のすべてのものが木火土金水の5つで組み合わされていました。

この5つで季節も振り分けられていました。春が木、夏が火、秋が金、冬が水です。そして余ってしまった土は万能だとこぎつけ、すべての季節共通いわゆる季節の変わり目としたのです。なので、立春、立夏、立秋、立冬の前18日は土用期間とされています。
その土用期間の約18日の期間の中で十二支の子・丑・虎・兎・辰・巳・午・未・申・戌・亥の丑の日が土用丑の日となりました。この振り分けでいくと季節に2日土用丑の日が来る年もあります。昨年2015年は夏の土用丑の日は2回ありました。今年2016年は1回です。

 

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他の季節の土用丑の日は1月20日、2月1日、4月25日、10月22日、11月3日です。鰻でなくても“う”のつく食べ物で、梅干しやうどんは暑い夏でも食べやすく、夏バテ気味の体を回復させてくれます。きゅうりやスイカなど瓜は夏野菜として美味しい季節です。そして“う”はつかなくても土用に食べられていた食べ物も少しご紹介します
土用餅(どようもち)は無病息災の願をこめて、土用蜆(どようしじみ)は肝臓の働きを良くし体の怠さをとってくれるとされ、土用卵(どようらん)は鰻と同じ精のつく食べもとされていました。

今は、昔よりもさまざまな食材が手に入りやすく季節問わず何でも食べられますが、昔の知恵を借りながら体調崩さないよう季節の変わり目を食材で楽しむのも良いですね。
夕食の献立づくりにも参考になりそうです!

 

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