EXOにも影響の「限韓令」、その理由とハンパない余波のまとめ!

 

中国市場から韓国タレントやドラマ・CMなどのエンタメを排除する「限韓令(げんかんれい)」。

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元々密接な関係にあった中国と韓国ですが、ここしばらく続いている「限韓令」の影響は韓流の芸能事務所にとどまらず韓国政府にも大きな打撃を与えているようです。

ここでは「限韓令」が出されるようになった理由、そして実際に影響を受けた韓流スター達のケースをまとめてみました。

「限韓令」は中国の報復措置

この「限韓令」は、昨年7月に韓国が米軍の高高度ミサイル防衛システム「THAAD(以下サード)」を朝鮮半島に配備したことへの反発から行われたとみられます。

サードは北朝鮮の弾道ミサイルへの防衛システムですが、同時に中国国内まで見られる高機能のレーダーも備えています
つまり、中国が何らかのミサイルを発射したとき、早期にアメリカに探知されてしまう可能性があるということ。

中国は、サードの配備に対して韓国に「強烈な不満と断固とした反対を表明する」と述べています。

中国当局は「限韓令」を公式文書にはしていません
しかし中国メディアは、中国の公電総局(放送・映画・広告を管轄する官僚級省庁)が韓国コンテンツの広告放送を禁止する指示を出したと報道しました

「限韓令」の影響は大きい!

 

近年中国国内では韓国のドラマや俳優、タレントなどのいわゆる「韓流(はんりゅう)」のコンテンツはとても人気があり、コンサートなどのイベントもたくさん行われていました。

ところが去年の夏の終わりごろから、TVから目に見えて韓流タレントたちは姿を消していきました。
放送されても韓国タレントのシーンはカットされ、顔にモザイク加工がされるなどあからさまには排除されています。

日本でも人気のある俳優ぺ・ヨンジュンも「限韓令」のおかげで大幅な損失を受けています。
ヨン様が理事を務める芸能事務所「KEYEAST(キーイースト)」は、中国でも大人気の俳優キム・スヒョンが所属しています。
「限韓令」で中国での活動が制限された結果、「KEYEAST」の株も下落。筆頭株主であったヨン様の株資産も600億ウォンから441億ウォンまで下がってしまいました。
日本円にして約15億4千万の損失・・・クラクラしますね。

韓国の人気グループEXOは、昨年12月17日に南京でのコンサートを予定していましたが、7日に中国主催者側からの要請で延期が発表されました。今後の日程は現在協議中とのことです。
EXOにはメンバーに中国人のレイもいますから、ファンの間では一層不安が広がっているようです。

俳優、女優、歌手などへの余波がハンパない

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2016夏以降目にわかりやすく見えるかたちで「限韓令」が韓国スターに影響を与えています。
具体的には

2016年8月

・韓国の女優ユ・インナは韓中合作ドラマ「相愛穿梭千年2」の出演分がすべて削除されました。

・中国北京で行われる予定だった韓中同時放映されていたテレビドラマ「むやみに切なく」の主人公、キム・ウビンスジファンミーティングイベントが、開催三日前に突然延期となった。
イベントの主催者である中国動画会社「優酷」は3日、「不可抗力的理由」で行事の延期を通知してきた。

・音楽バラエティー番組「ザ・リミックス」では歌手PSY(サイ)顔にはモザイク加工がされ、ほかにはボーイズグループiKON(アイコン)のステージが編集ですべてカット
そしてラッパーとして中国の歌手と一緒にステージに立ったiKONメンバーのB.I(ビーアイ)は、なんと透明人間のように加工され放送されました。

2016年10月

・歌手ファン・チヨルさんは浙江衛星テレビの芸能番組『挑戦者連盟シーズン2』に出演したが、出演シーンが編集されたりモザイク加工がされました。

チョン・ジヒョンは中国のあるスマートフォンのイメージモデルとして契約を締結した。しかし、わずか1ヶ月でイメージモデルが中国の女優アンジェラベイビーに変更されました。

2016年11月

ソン・ジュンギがイメージモデルを務めていた中国のスマートフォンのモデルが、台湾の俳優エディ・ポン(彭于晏)に変更されました。

2016年12月

・韓国のテレビドラマ「花郎(ファラン)」の中国での同時放送が第3話から突然中止になりました。

 

今後はどうなる?

一方で、コンサートが許可された韓国人コンサートもあります。
韓国の樂童ミュージシャン「AKMU」は12月、上海でのライブが許可されました。
このことから、「限韓令」の緩和が期待されました。しかしこのライブは集客数2千人程度の小規模なもの。「韓流」の影響が薄いと判断されたからではないかという説が濃厚です。

実際2017年に入ると「限韓令」はますます本格的になってきました。
広告や映画・ドラマのコンテンツだけでなく、韓国製の化粧品や観光、果てはインターネットの動画サイドにまで韓流規制は広がっているようです。

この影響で韓国の関連株は軒並み下落。韓国は直接的な打撃が避けられない状況に追い込められています。

韓国政府は、「限韓令」の実態把握と、中国側に「サードの設置をめぐる葛藤が韓中文化交流に悪影響を及ぼしてはならない」と強調する方針ですが、中国がどこまで耳を傾けるのかは不明です。
公式文書になっていない「韓流締め出し令」ですから、いくらでもシラを切れそうですよね・・・。

まだまだ厳しくなりそうな「限韓令」。
韓国にとって大きな市場であった中国にそっぽを向かれた今、韓国政府がどのような打開策を見出すのか、今後も動向に注視する必要がありそうです。

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