お盆、お彼岸、お正月には家族でお墓参り。
しかし、いざ行くとなると何を持っていけばいいのかわからない…。そんな方に、お墓参りの必需品&便利グッズをご紹介します。
今度のお墓参りにぜひ活用してみてくださいね。
お墓参りの必需品
まず、これだけあればとりあえず良し!の、必需品はこちら。
お線香
束を2~3束持って行くと良いでしょう。家庭でやり方は異なりますが、束の状態で火を付け、2~3本ずつ全員に分けてお供えするのが一般的とされています。思ったよりたくさん必要になったりしますので多めに用意しましょう。
お花
花瓶は左右にあるので花束は2つ用意しましょう。種類は特に決まりはないようです。故人の好きな花であれば喜ばれるでしょう。また、親戚一同でのお参りなら、事前に花を持って行くことを伝えておくと持って行く人が被らないので良いですね。
お供え物
春のお彼岸には「ぼた餅」、夏のお盆には落雁などの「盆菓子」秋のお彼岸には「おはぎ」がいいとされています。しかし故人の好きなものやお饅頭、丸い形の果物等でも良いです。お供え物はお参りが終わったら持って帰るか、「おさがり」として参列者で分けるといいでしょう。
数珠
お参りで手を合わせるときに必要になります。最近ではなくても構わないという風潮もありますが、かさばるものでもないので持って行くと良いでしょう。
ろうそく
お線香に火を付けるときに必要になります。束のまま火をつける場合は必要ありませんが、大人数でのお墓参りであればあった方が便利です。最後、火の始末をわすれずに!
掃除用具
ほうきやチリトリの他に、スポンジやたわし、雑巾など。ふきさらしで結構汚れています。お墓はご先祖様の「家」ですから、心を込めてきれいにしましょう。
マッチ・ライターなど お線香に火を付けるときに必要です。
外で火を付けるのは風が吹いて意外と難しいです。ターボ式ライターや防風ライターなど、風に強いものが良いかも。筆者のおススメは「チャッカマン」です。風情はないですが、強い火力で確実につくので便利ですよ。
あると良いかも?!便利なもの。
その他、あれば便利なもの。お墓のタイプによってはいらなかったりもするので、お墓にあったものを選んで準備しましょう。
軍手
掃除の時意外に汚れますし、草むしりやお花を触るときに便利。草で手を切らないように気を付けてください。
鎌や熊手
お墓の立地によりますが、雑草を刈る時や落ち葉を集めるのに便利。場所によっては背の高い草もありますからね。
ゴミ袋
掃除した後のゴミや、枯れたお花を入れるのに必要です。あると帰りが楽ですよ。
虫よけスプレー
お墓のまわりは緑が多く、虫よけスプレーは重宝します。夏だけじゃなく秋も虫には油断できません。刺されたとき用にムヒやキンカンもあると良いかも。
水入りのペットボトル
掃除の時や、お参りの時にお墓にお水をかける時に使います。
お寺さんであれば桶とひしゃくを貸していただけますが、そうでない場合、水場が遠い場合に必要になります。
たわしや古い歯ブラシ
掃除のときに便利です。お墓の彫もののところや細かい細工のところなど、歯ブラシはたわしやスポンジでは届かないところに使えます。これでピカピカにしましょう。
半紙
お菓子などをお墓に供えるときに敷きます。すでに包んであるときは必要ないかも。けれどもあるとお供えの見栄えもいいです。
新聞紙
濡れている枯れた花をつつんだり、掃除のときに石を拭いてつやを出したりするのに便利。1~2枚あれば何かと便利ですよ。
最後に、お墓参りの仕方。
お墓参りの正しい順序を簡単にご紹介いたします。
・墓地に水場が用意されている場合、桶とひしゃくを借りて水を持って行きます。
・お墓の掃除をしましょう。雑草を刈りとり、スポンジ等でお墓を磨きます。枯れた仏花を捨て、新しいものに取り換えます。水も替えましょう。
・掃除が終わったら、お供え物を供え、線香に火をつけます。お参りは故人と縁の深い方から順番に行いましょう。
・柄杓でお墓に水をかけます。水をかけることでご先祖様の霊を清めるとされています。
・しゃがんで手を合わせで冥福を祈ります。墓石より体を低くすることが礼儀となります。
・終わったら、火の始末をし、お供え物は引き取りましょう。そのままにしておくと虫や鳥に荒らされてしまいます。
以上、簡単ですがお墓参りの手順の説明でした。
お墓参りはご先祖様の供養の為にもとても大切なものです。家庭やお墓の環境によって多少異なってきますので、お墓に合った持ち物を選んで忘れ物がないようにしたいものですね。