ひな祭りは何歳から何歳まで祝う?ひな人形を飾る期間は?納得の豆知識

3月3日は娘の幸せを願ってお祝いをするひな祭りの日。「桃の節句」とも言いますね。

女の子のいる家では毎年雛人形を飾り、ちらし寿司や雛あられを食べてお祝いをしますが、雛人形はいつから飾るものなんでしょうか?

また、仕舞うのも「雛人形を片付けるのが遅れると婚期も遅れる」なんて噂もありますが、3月3日過ぎたら即座に片づけるものなんでしょうか?

そして女の子がだんだん成長するにつれ「雛人形っていくつまで飾るの?」と疑問に思う人も多いと思います。

雛祭りに関する疑問を雛祭りの由来や意味を交えてご紹介いたします。

ひな祭りは何歳から何歳まで祝う?

そんな女の子への願いが込められた雛人形ですが、何歳から何歳まで飾るものなのでしょうか?
ひな人形で有名な「人形の久月」さんによると、

何歳から?

生まれてからすぐ

ただし、

  • お産の後、母親の身体をゆっくり休める為に生まれまれてから21日以内に桃の節句が訪れる場合
  • お宮参り(生後一ヶ月)して神様に生まれた事を伝えるまで

は翌年から行う方がよいのでは!?と言われています。

どちらにせよ出産直後はまだご家庭が慌ただしいと思いますので無理に行う必要はありません。
次の年からでぜんぜんOK!

何歳まで?

こちらも「人形の久月」さんによると、

「雛人形はいくつになってからでも飾って大丈夫」なんだそう。
要するにいくつになってからでもお祝いしてもOKということです。
女の子の厄を引き受ける雛人形ですから産まれてすぐから大きくなっても、結婚しても、ずーっと女の子を守ってくれるということなのです。

ただ、家や人によって考え方は様々なので必ずそうしなければならない。というものではないようです。
周りの声を聞いてみたところ

  • 小学校を卒業したら止める
  • 女の子が結婚したら止める
  • 嫁入り道具にして娘が生まれたら引き継ぐ

と、様々な声がありました。

 

例えば「小学校を卒業したら飾るのをやめる」というのは、女の子が初潮を迎え「少女」ではなくなるから雛人形の役目も終わりとも考えられます。
「結婚したら飾るのを止める」というのは、昔は結婚が女性の最高の幸せと考えられていたからではないでしょうか。
「雛人形は娘へ引き継がれる」というのは、母の思いを引き継いでゆくという考えからきていると考えられます。

いずれも女の子の健康と幸せを願っていることに変わりはありませんよね。
ただ、もう飾らなくなった雛人形は女の子の厄を引き受けてくれたのですから、そのまま捨てるのでなくきちんと供養してあげましょう

ひな人形を飾る期間

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3月3日が近づくと「雛人形、いつ出そうかなー」と思いつつよくわからないまま直前に飾ることになったりしませんか?
また、ひな壇を組み上げてひな人形を並べ、小道具を組み立てて・・・雛人形って立派であればあるほど飾るのも大変です。
せっかく苦労して飾ったんだから長く飾っておきたいものですが・・・

いつからいつまで飾る?

・ひな人形は2月4日頃の立春から2月中旬までに飾るのが一般的です。

立春は節分で厄が払われた次の日です。
清められているのでひな人形を飾るのにいい日とされています。
遅くともひな祭りの1週間前までには飾っておきましょう。そうでないと出してもすぐにしまわなくてはならなくなりますものね!

「ひな人形をいつまでも飾っておくと婚期が遅れる」なんて噂もありますよね。
ただの迷信だとわかっていてもなんとなく気になっちゃいますが。

・ひな人形は3月の中旬頃を目安に片づけましょう。

特に大安吉日などの日柄を気にする必要はありません
ただ、よく晴れた乾燥した日に片づけるのがいいでしょう、雛人形はとっても湿気に弱いのです。なにせ一年間押し入れにしまわれるのですから。乾燥材もいれましょうね♪

ひな祭りの由来

ひな祭り・・・もともと3月上旬には五節句の一つである「上巳の節句(じょうしのせっく)」がありました。
古来の日本では季節の変わり目を表す節句」ごとに厄払いをして健康祈願をしていました

上巳の節句では、紙などで作った人形に自分の厄を移して川に流して厄払いをしていたそうです。

当時、女の子の人形遊びは紙で人形を作って遊ぶ「ひいな遊び」というものでしたが、次第に川に流す厄払いの人形にこのひいな遊びの人形が使われるようになり、これは「流し雛」と呼ばれました。
人形が紙でなく職人の作った立派なものに変化してからは今のように家に飾るようになったのですが、「人形に女の子の厄を移して厄払いをする」という意味は今も引き継がれています。

そしてそこから江戸時代に3月3日が「桃の節句」となり、ひいな遊びの人形を使っていたことから女の子のお祝いの日となりました。

ひな祭りは、人形が女の子の厄を引き受け、女の子が健康に幸せになれるように願いを込めて行うお祝いなんですね。

そんな『雛人形』は飾ったり仕舞ったりするのは結構大変ですが、飾ってしまえば美しい人形に見とれてしまいます。小さい刀や扇もかわいいですよね。
桃の節句であるひな祭り、人形に込められた思いに心を馳せながら眺めるとまた違って見えてくるかもしれません。

 

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