ナウマキアって何のこと?わかりやすく解説!!

模擬海戦「ナウマキア」!と言われてもなんの事だかさっぱり・・・
そんな「ナウマキア」について辞書よりもよりわかりやすくかんたんに説明・解説していきます。

模擬海戦「ナウマキア」

模擬海戦とは?

コロッセウム及び人口湖に水を張りそこに船を浮かべて戦いさせた
それが模擬海戦「ナウマキア」です。

残っている記録では紀元前46年、イタリアはローマのカンプス・マルティウスにユリウス・カエサルが建設した人工湖で行なわれたティルス船とエジプト船の戦いが最初とされています。

ナウマキア=”naumachia”という言葉は、ギリシャ語、「ναυμαχία 船の戦闘、海戦」というギリシャ語が由来です。

なんのために行われていたの?


このナウマキアは古代ローマ時代に始まったもので、もともとは神殿への奉納行事として、有名な海戦を再現させるかたちで行われていました。
それは海戦の再現というものでしたが、剣闘士や罪を犯した囚人や奴隷とを戦わせるというものでした。
生き残った囚人や奴隷は恩赦を与えられ自由の身になった者もいましたが多くは命を落としたそうです。

古代ローマ時代以降

古代ローマ時代以降は模型船などを使い歴史上の有名な海戦を再現したショーとして行われるものへと変化していきました。

1807年には、ナポレオンがミラノで観客を3万人収容できる劇場を建設しナウマキアを行った記録もあります。

近年のナウマキア

近年では

2009年にはアメリカ人アーチスト、デューク・ライリー(Duke Riley)が「Those About to Die, Salute You」と題する模擬海戦イベントをクィーンズ美術館の企画展として開催した。ライリーが葦や発泡スチロールで古代ローマ・スタイルなどの船4隻を制作し、ニューヨーク万国博覧会 (1964年)のときに造られた古いプールを使って、ニューヨークの4つの美術館員らが兵士に扮し、フランスパンのバゲットとトマトを武器に戦った

このようにショーとしての”ナウマキア”がが行われたようです。

実際にみてみたいものですね。

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