ブラックタイガーって実は車エビと同じ種類?その違いは何?

 

皆さんが普段お口にする『海老』ですが様々な種類がありますよね。
甘エビにボタン海老、芝えびや桜えびetc…

そんな沢山ある海老の種類の中でも食卓によく上る「ブラックタイガー」と「車エビ」。

その2つの違いってご存知ですか?
実はこのふたつ”ある意味”同じ海老だってこと知っていましたか?

ここではそんな「ブラックタイガー」と「車エビ」の違い、そして何が同じ?なのかを紹介していきたいと思います。

ブラックタイガー、実は車エビだった!?

ブラックタイガーと車エビは”同じ”とも”違う”とも言えます。

 

ブラックタイガーの正式な名称は「ウシエビ」

その「ウシエビ」の生物学的分類は

十脚目 クルマエビ科 ウシエビ属 ウシエビ(種 という分類になります。

 

 

それに対し「車エビ」の生物学的分類は

十脚目 クルマエビ科 クルマエビ属 クルマエビ(種  という分類になります。

厳密に言えばやはり違う生物という事になるのですが、大きなくくりで言うとどちらも『十脚目クルマエビ科』であることからウシエビ(ブラックタイガー)と車エビは同じ!とも言えなくもないのです。

 

ブラックタイガーと車エビの見た目違い

それでは具体的な違いについて見ていきましょう。

車えび

ブラックタイガー


やはり一番はじめに気がつくのが色!

車エビは縞模様がはっきりしています。
それに対しブラックタイガーは縞がぼんやりしていてはっきりしていません。

そして全体的な色合いが違いますよね。
ブラックタイガーはその名の通り少し黒っぽいのに対し、車エビは赤というかオレンジ色が強いですよね。

茹でると赤い

では茹でられた状態ではどうでしょうか?

車エビはもちろんですが、ブラックタイガーも赤くなるので見分けがつきにくくなりなります。

強いて言うなら車エビは赤の発色がマイルドなのに対し、ブラックタイガーは赤の発色が強いと言われていますが実際はほぼ見分けがつかないレベルではないかと思います。

車エビ

出典:http://chows-cage.jugem.jp/?eid=3037

左から車海老ブラックタイガー天使の海老(ホワイト海老)
正直全く分かりませんね。

頭のぎざぎざの違い

額角の鋸歯(頭の上にあるぎざぎざ)が

ブラックタイガーはギザギザが頭上に7~8個と頭の下に2~3個あるのに対して

車えびはギザギザ頭上に9~10個と頭の下に1~2個あります。

 

ブラックタイガーと車エビの味の違い。

車エビは生でも美味しいと言われ甘みが多く繊細な味と形容されます。

繊細な味が特徴の「車海老」は、食用海老の中で最もおいしいとも言われており、「伊勢海老」と並ぶ高級海老としても有名です。
調理法は、天ぷら、塩焼き、刺身など様々ですが、加熱した方が甘みや旨み、歯ごたえが増します。

それに対し

ブラックタイガーは海老特有の匂いが強く大味といわれます。

ですが、現在レストランなどでだされる海老フライの多くはブラックタイガーと言われています。
冷凍か生かでも食感・食味には違いが出ますし正直出されたものを食べて”これが○○”と判断するのは難しいのではないかと思います。

ブラックタイガーと車エビの生態の違いと価格差

 

「ブラックタイガー」と「車エビ」の生態はほぼ一緒のようですが、ブラックタイガーは淡水でも生きていけるという特徴があります。
この特徴は養殖に大きく関係していています。

ブラックタイガーは淡水養殖が主流ですが車えびは海水養殖されています。

車えびはその養殖が困難な為価格が高いのです。

先に紹介したものでも

『ブラックタイガー1300g 3,800円』『車えび 500g 4,460円』でしたが、

1kgあたりブラックタイガーは2.920円に対し車えびは8.920円と大きな価格差があります。

海水で育ったブラックタイガーは淡水育ちのものと味も違い値段が高いそうです。

まとめ

違うようで同じ、同じようで違う「ブラックタイガー」と「車エビ」。

タイミングに合わせそれぞれ賢くチョイスしていきましょう!

 

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です