「最近なんだかぐっすり眠れなくて夜中に目覚めてしまう、そしてその後なかなか眠れない・・・」
という方が増えているようです。
最近よく聞くこの症状は「中途覚醒」、これは睡眠障害の一つです。そのせいで日中に眠くなってしまうのは困りものです。
そして更にひどくなると「うつ病」そして「統合失調症」のような大変な病気に発展する恐れもあるので放っておいてはいけません。
ここではその原因を確かめる事によって「中途覚醒」を改善するための手助けができればと思います。
今日からすぐに自分ではじめられる対策でぐっすり快眠しましょう!!
中途覚醒って具体的にはどんな症状?
「寝ている途中に目覚めてしまう事」を言うのですが、
- それが週3日以上ある。
- 一度おきてしまうとなかなか眠れない。
- またしばらくすると眠れるもののまた目覚めてしまう。
のを「中途覚醒」といいます。
起きてもすぐに寝れる、トイレに目が覚める、などはこれに当てはまりません。
主な原因は?
神経の興奮からくる
過度のストレスを抱えたまま眠りにつくと、神経が興奮状態、すなわち交感神経優位になって睡眠が浅くなってしまい目覚めやすくなるのです。
睡眠には副交感神経(リラックス状態)が優位でなくてはいけません。
これは過労からくる「中途覚醒」も同じで疲れ過ぎた状態で神経が緊張状態にあるためなのです。
なので「時差ボケ」というのも「明日の遠足が楽しみで眠れない!」というのも心的な興奮及び自律神経の乱れて眠れなくなる状態であると言えるのです。
過度のアルコールはよくありません
アルコールは脳の覚醒、睡眠のバランスが麻痺させてしてしまいます。
そしてそのアルコールが分解される時に生み出される「アセトアルデヒド」という物質が交感神経を刺激する作用があるからです。
交感神経が刺激されれば、休息状態にあった脳が覚醒してしまい、その結果夜中に目が覚めやすくなります。
無呼吸症候群
睡眠時に無呼吸状態が断続的に続くと脳へ十分な酸素が脳へ届かず浅い眠りになってしまい、「中途覚醒」を引き起こしやすくなってしまいます。
無呼吸症候群は睡眠時に様々な原因で気道をふさいでしまう事が原因です。主に肥満気味な方がなりやすく、脂肪が喉を圧迫するため無呼吸になるというわけです。首回りが短い人も同じ理由でなりやすいです。
他にも睡眠環境の不備(騒音やベッドや布団、枕が合わない)や身体の冷え、などの原因が考えられますが、主な原因は先に挙げた原因が多いと言われています。
どうですか?この中に思い当たることは何かありませんでしたか?
次はその対策方法!
改善するにはどうしたらいい?
今日から始められる対策はこれ!
自律神経を整える
リラックスした状態(副交感神経優位な状態)で睡眠に入れるようにするためにできること
- ゆっくりお風呂に入りストレッチをする。
リラックスし、深くゆっくり深呼吸をすることには大事です。 -
日中太陽の光を浴びる
昼間に日光を浴びると脳内のメラトニンという睡眠ホルモンがちょうど寝る時間帯に生成されます。
このホルモンは体内時計に信号を送り、覚醒状態から睡眠状態に切り替えてくれるのです。 - しっかり暗くして寝る
光は神経を働かせます。寝る前のスマホや就寝時のパソコンやテレビのつけっ放しは控えましょう。
身体に”リラックス”を意識させるために出来る事をする!これだけでも違いが表れます。
今から眠ります、というサインを伝えることがとても重要なんです。
そして
過度のアルコールを控えるのはもちろんの事、コーヒーなどカフェインのような神経を刺激するものを摂らないということ、寝る前は食事するのも好ましくありません。
寝る前に食事を摂ってしまうと寝ている間に内蔵で消化活動が行われ、本当の意味で身体がリラックスした状態での睡眠がとれません。
食事は睡眠の3時間前までには終わらせるようにしましょう。
自分にあった寝具を選ぶのも大きな効果が期待できます!
腰痛の方は固め、横向き寝の多い方はやわらかめのマットレスにするなど自分の寝姿勢に合わせた寝具を選ぶ事によって睡眠時のリラックス効果が上がり、結果的に深い睡眠につながります。
これだけでも今日からはじめると違いが出てきます。
すぐにはできないかもしれないけれど・・・
過度のストレスは、日々の生活習慣はもとよりもっと根本的な生活環境から改善しなくてはいけない場合も。
睡眠時無呼吸症候群は基本的な生活習慣の見直し、そしてやはり病院で治療していかなくてはいけません。
まとめ
そのままにしておくと良くないし、次の日の変な時間に眠くなってしまう「中途覚醒」。
みなさんがそれぞれ自分の原因は何かを確認し対処することによって深い眠りを得られるようになることを願っています!